広島に春は来るのか……春の広島に降り立って。 サンフレッチェ広島のためのスタジアムではなく、広島のためのサンフレッチェ広島として考える

OLYMPUS DIGITAL CAMERA新幹線が広島駅についたのは、午後を少しまわったところ。広島駅を北口に出ると、春が来ていました。 前回、広島に帰ってきたのは、サンフレッチェ広島ホーム開幕戦=フロンターレ戦。3月8日。私たちの絶対エース=佐藤寿人と広島の金狼=塩谷司がスーパーゴール決めて逆転勝ちしたあの日は……春は名のみの、だったけど、昨日は間違いなく、広島は春でした。  

広島は、とても素敵な街

ここ数年、仕事で地域の都市・街に出かけることが多くなりました。北は、帯広、札幌、秋田……名古屋、京都、大阪、神戸、広島、別府、熊本、那覇……。 行ってみると、どこも素敵なところです。もちろん旅人目線ですから、実際に住むとまた、いろいろあるのでしょうが。 確かに、JRの駅舎や空港は没個性。判で押したようにおんなじで、面白くもなんともないですが、それでも街角に、食べるものにも、言葉に……あらゆるところに個性を感じ、ああ、再びこの地を訪れよう、と思うものです。 その中でも、広島の佇まいは、特別です。 市街地の三角州を、川が6本流れ、川岸にはオープンカフェ。やっと訪れた春の風が穏やかに吹き渡り、その風の中を路面はゆったりと走る。
平和記念公園に行けば、国内外から訪れた方々が平和を祈る。 牡蠣はもう、季節は終わるけど、お好み焼きは相変わらずお好み焼きだし、魚やお酒も美味い。近隣には、厳島、西条の酒蔵、瀬戸の島々……。 何と魅力的。個性溢れる街。 もうすぐ、広島駅の近くでは、カープの野球が始まり、球音と歓声が響くことでしょう。 しかし、日本で今、最も強い、素晴らしく評価されているサンフレッチェ広島の選手たちのボールを蹴る音は、広島には、響かないのです。

広島は何処に向かうのか……来年春の、統一地方選挙に向けて

広島は、ご紹介したように、確かに魅力的です。 しかし、危機感を抱いている方も、市井の人々として、行政や政治家の中にも、多くいらっしゃいます。 日本全体が人口減少に転じている中、広島もその例外ではなく、後数年で人口減少に転じます。 これから、広島が、住む人にとって、訪れる人にとって、どれだけ魅力溢れる街でいることができるか、「広島の経営」に対するビジョンが、しっかりデータとそのアナライズに基づいた戦略が必要でしょう。 広島のリーダーは、そのビジョンを示し、それに基づくアクションプランを提示する義務があります。 抽象論ではなく、具体論。そして広島の方々は、そこで提示されたものに対して、しっかりジャッジしなければなりません。それは権利ではあるけれど、義務に近い権利、でしょうか。 いいビジョンが出ないのであれば、もっともっとリーダーに質問し、追い込んでいく。行政を、政治を市井に取り戻す気概とチームワークと戦略も必要です。 そして、 検討すべき経営資源の一つに、サンフレッチェ広島があり、それをどう活かすか。これは重要な争点になっていくでしょう。(もちろん、その他にも、争点はあります)

広島に、春は来るのか?

僕は、広島でタクシーに乗ると、必ずと言っていいほど、サンフレッチェ広島に関する取材をします。昨日、2回タクシーに乗りました。 最初に乗ったのは個人タクシー。運転手さんは65歳くらいでしょうか。明らかに野球世代。 広島の景気や、天気の話を交わした後、まずはカープの話。「マエケンが今年ラストじゃけえ、今年何とか頑張って欲しいですね」と、やはり会話に乗ってきていただけます。相変わらずのカープ人気を実感します。それはそれで素晴らしい。 次にサンフレッチェ広島を振ると、意外にも、食いついていただけました。 「ほんまにつよーなったよねえ(本当に強くなりましたですよねぇ)」。結構、サンフのことに詳しい。「子どもらーは(子どもたち)結構サンフレッチェのファンが多いですよ」。なるほど、とこちらが思うほどの情報をゲット。 さらに「スタジアムをはよー、市民球場跡に作ってあげにゃあ、いけんよねえ(スタジアムを早く。市民球場跡地に作って上げないとまずいでしょう)」、とのこと。65歳と思しき運転手さんに後ろから抱きつきたい気持ちでしたが、色々危険が伴うので、それはやめましたがw。 2台目のタクシーの運転手は45歳くらい。会話のイントロダクションから、カープとサンフの話題へ。 あくまでも、その運転手さんの見解ですが、カープに関して、「3位になってクライマックスシリーズに出ることができたからと言って、喜んでいてはだめ(決して、けなしているわけではなく、愛情を持っておっしゃっていました)」。 サンフレッチェ広島に関しては「強くなった。素晴らしい。しかし勝ち数より負け数の多いギリギリ3位のカープのオープン戦に、サンフレッチェ広島は全然勝てていない」 おっしゃる通り……。 運転手さんは、ビッグアーチに行ったことがあるか、と尋ねると、「10年前に息子と1回行ったが、遠すぎて、車も混むし、駐車場からまた遠いし、二度といくまいと思った」とのころ。 スタジアムは、機会損失の大きな要因なのです。 スタジアムは、あのままでいいのですかね? と質問すると、「いろいろあるんじゃろうけど、市民球場跡しかかんがえられんじゃろう(色々事情があるのだろうが、市民球場跡しか、考えられないでしょう)」 とのことでした。 まあ、N2(調査対象人数が2人)ですが、広島の街には、旧市民球場跡地に、複合型スタジアムを、という風は吹いてきているようです。 サンフレッチェ広島のためのスタジアムではなく、広島のためのサンフレッチェ広島であるために、旧市民球場跡地に、複合型スタジアムを。 春の広島で感じたことは、 複合スタジアム問題に関しても、少しずつ春が訪れ始めている、ということでした。 でも、その春は、本当に来るのかどうか。 それは、広島に春の風を吹くかどうかは、来年の春の統一地方選挙にかかっているのです。 p.s. 昨晩は、「あひる村」で、モスコミュールを一杯。美味い! サンフレッチェ広島の話をしながら飲むと、さらに美味い! サンフレッチェ広島ファン・サポの皆様は、ぜひお出かけくださいね。

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