絶対に負けられない戦いが、そこにはある

サッカーについて、いろいろ思うこと

「絶対に負けられない戦いが、そこにはある」というキャッチフレーズは、もうやめませんか

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FIFAワールドカップは、日本にとって絶対負けられれない戦いなのでしょうか?

前から気になっていることがあるのですが、テレビ朝日の日本代表系の中継や特集をするときのキャッチフレーズ「絶対負けられない戦いが、そこにはある」、これって、私は間違っていると思うんですよ。
どうも、日本代表を歪めているような……。
確かに、サラ・ブライトマンのA Question of Honourの音楽に「絶対負けられたい戦い、そこにはある」とナレーションがのかってくると、何だか、そんな気持ちになりますが……
ああいった雰囲気作りが、多くのファンが、日本代表を冷静に見れなくしているのではないかなあ、と思ってしまうのです。
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絶対に負けるんですよ、日本代表は

そもそも、絶対負けられない戦いって、何だろう。どこにそんな戦いがあるのでしょうか? サッカーは、ゲームだし、どうも、私は違和感があるのですよね、こういう煽り方が。
今回の日本代表の4年間、特に後半の2年は、何だか、ザッケローニ氏が、絶対負けられない、と思って、戦ってきたような……。
フレンドリーマッチなんか、負けるためにやるようなものですからね。できるだけアウェイで、強い相手とやって、何がダメなのかを知る、ということが重要なのですから。私の記憶の中では、ホームの緩いフレンドリーマッチが多かったような……それは絶対負けられない戦いではなく、負けるとまずい戦いでした。
絶対負けられない、と言ってもいいかな、と思える戦いは、おそらく、FIFAワールドカップアジア予選だと思います。
でも、FIFAワールドカップまで、絶対負けられない戦い、なんて言うのはどうなんですかね。ワールドカップは最終的に優勝するのは1チームですし、あとは全部負けるんですよ。日本も、優勝は可能性から言って99.99%無理だから、確率論から言っても、絶対に負けるのですよ。

絶対負けられない戦い、という言葉の持つ呪縛

あなたはどう思われますが、「これ、絶対負けられないからな」と言われる場合と、「勝ち負けは考えずに、思いっきりやろう」と言われる場合。
絶対に後者の方が、パフォーマンスがいですよね。
ある有名なプロ野球のコンディショニングコーチがラジオで言っていたことが印象に残っているのですが、
例えば。
その日登板予定のピッチャーをブルペンで見ていたら、いつもと違い低めのボールに全く威力が無かった。その時「低めは打たれるから投げるなよ」と言うと、本番でどうしても低めに投げてしまって打たれるそうなのです。
そう言わずに、「高めがいいから、それを決め球にしろ」と言うと、下手な低めのボールは、自然に少なくなるそうなのです。
絶対負けられない戦い、なんて言われると、日本代表も、その言葉に呪縛を受けてしまうのです。負けられない、なんて思ってプレイするサッカーが面白いはずが無いですよ。
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絶対負けられない、なんてことは、世の中にない

「絶対負けられない戦い」。サッカーで、そんな戦いなんて無いですから。いや、人生において、絶対負けられない戦い、なんてないんですよ、きっと。
みんな負けるんです。勝ったり負けたりして、結局そこから何かを学びながら、次につなげていくんですよ。
負けることは悪いことではない。そこから学ぶことは多い。サッカーも人生も、きっとその部分においては、同じなのです。
勝ちたいけどね。

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