サッカーについて、いろいろ思うこと

少しだけ、ワールドカップのことを思う。……日本代表へのジレンマ。今、最も代表に近いのは青山敏弘キャプテンと塩谷司か。

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ドーハの悲劇。
ワールドカップという、まだ見ぬ世界へ扉が開きかけた。しかし、その直後、サッカーの神様のいたずらか、その扉は一瞬のうちに閉ざされた。
悲劇は、ロスタイム。1点をリードした日本代表は、ボールをキープしていればよかった。しかし、不用意に攻撃を仕掛け、ボールを奪われて1点を失った。扉は閉ざされた。閂が固く降ろされた。その閂が外れる可能性は、4年間は来ない。
最愛の彼女と、エンゲージリングも用意してフレンチレストランでデート。メインディッシュも終わり、さあプロポーズしよう、姿勢を正したその瞬間、「ごめん、私、好きな人ができたの」と宣告されたような絶望感。
ドーハの悲劇から数日は、日本の多くのサッカーファンは、その喪失感を引きずりながら、悲しみの中で生活していたように思う。



ジョホールバルの歓喜。
勝てば4年間待ったワールドカップへの扉が開く。しかしまだ同点のまま、試合は前後半を終えた。
足が疾い。身長があるからヘディングが強い。1点を取るために投入された。
そして歓喜は訪れた。後に野人と呼ばれるようになるその男が、延長戦で泥臭く決めたゴールは、ワールドカップへの扉を、なんとかこじ開けた。
高校生の時、学園一の美しい美少女にコクり、「実は、私もあなたのことが、大好きなんだ」と赤くなりながら、逆コクされる……そんな歓喜に感覚は近かったと思う。
それから数日は、どんなつらいことがあっても頑張れるような気がした。
ただ、扉が開かれた道の先にあったフランスでの本番では、カズが代表から外れ、一次リーグで1勝もできずに敗退。現実を知ることになる。
学園一の美少女と付き合ううちに、少しずつ現実を知ることになる、そういったところだろうか。
ワールドカップに出ること自体が夢であった当時の、胸が熱くなる思い出。やはりそれは思春期から青春にかけての、胸の高まりにも似ていたように思う。

こうやって書いてみて、やはりサッカーは、恋愛に似ている。
その頃の、僕の恋の相手は、ワールドカップだった。

恋の相手は変わり、そして……

ワールドカップに対する想いは、今は昔、といったところだ。あ、これは私の場合ですけどね。
かつては、スポーツニュースなどで「日本代表」という言葉を聞いただけでドキドキしたけれど、今は、フェイスブックで、昔の彼女のアカウントを見ている感じがする。
今は、懐かしいだけ。
なぜなら、僕は一生の伴侶を得た。しかも、その伴侶には、ずっと恋をしているし。理想の結婚なんだ。
その相手は、ああ、もうみなさん、ご存知ですよね。

青山敏弘や塩谷司が、代表に選ばれるのは、嬉しいけれど……

私の中で、サッカーにおいて最も大切なものは、サンフレッチェ広島。
だからJリーグDivision1のリーグ戦が最も重要。それをベースに展開されるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)、そしてクラブワールドカップも、同じように重要。
これらの大会に出るためには、J1で3位以内に入る必要があるから、とにかくリーグ戦をしっかり戦わないと。
ワールドカップは、私にとっては二の次で、プロ野球のオールスター戦を世界規模でやるようなもの。そこにあまり価値を感じていない。ワールドカップより、クラブワールドカップなのです。
日本代表より、クラブチームの方が、遥かに大切なのです。

ジレンマが生まれるとき

でも、選手にとっては、代表に選ばれ、戦うことは素晴らしく名誉なこと。
サンフレッチェ広島の多くの戦士は、代表に呼ばれても何の不思議もない実力を持っています。しかし巡り合わせもあり、実際は、代表で活躍する機会は少ないですが。
ただし、今年のワールドカップブラジル大会のめぐり合わせにおいて、代表に今、最も近いのは、青山敏弘キャプテンと塩谷司で、招集される可能性はかなり高い。
サンフレッチェ広島を愛する私としては、6月のワールドカップのせいで、リーグ戦やACLが過密日程になっている今、6月のワールドカップ休みは、コンディションの回復をする、また、さらにチームとして進化する大きなチャンス。この1ヵ月をどう過ごすかで、J1の優勝の行方大きく変わってくるのです。
その6月に、青と司がいなとなると、コンディションは心配だし、チームの練習はできないし、いやだなあ、と思ってしまいます。これは私のわがままですが。
しかし、サンフの選手は、青と司だけじゃなく、みんな代表に選出されたいでしょうし、私も、ワールドカップで活躍して欲しい、そしてサンフレッチェ広島ここにあり、と世界に示して欲しい、とも思うのです。
ああ、これが私の、ワールドカップの、ブラジルへのジレンマなのです。

ドーハの悲劇⇒ジョホールバルの歓喜⇒ブラジルへのジレンマ

まあ、ブラジルへのジレンマは、私だけの他愛もないことなのですが。
昔の彼女は、幸せであって欲しいけど、それより何より、絶対的に大切なのは、我が家ですから。

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