旧広島市民球場跡に複合型スタジアムを!

せっかくいいスタジアムがあるのにもったいない?⇒ビッグアーチをサンクコストという概念で考えると……深く静かに、旧市民球場跡地にスタジアム計画

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前回の記事では、ビッグアーチの機会損失、という経済概念で考えてみました。
ビッグアーチは、サンフレッチェ広島のホームスタジアムであるために、もっと利益を上げることができるところを、失っていた可能性がある、という話でした。
それが、この下の1.
本日の記事は、2の「サンクコスト」の概念でお話しをしていきたいと思います。

1,現在のビッグアーチの収益が芳しくないのは、実はサンフレッチェ広島が律速になっていること。(機械損失その2)
2,サンクコストの概念
3,サンフレッチェ広島、広島市に取っての機会損失(機会損失その2)

サンクコストで考えると、何が「もったいない」のか、見えてくる

サンクコストとは、埋没費用とも言います。
ウィキペディアから引用してみましょう。
(ここから)
埋没費用(まいぼつひよう)とは、事業に投下した資金のうち、事業の撤退・縮小を行ったとしても回収できない費用をいう。サンク・コスト (sunk cost) ともいう。
(ここまで)

よく例に出されるのが、映画の話。1,800円支払って映画館に入り、2時間20分の見始めたけど20分経過しても面白くなる気配がないし、きっとならないだろうと確信している。
この場合
20分経過したところで、映画館を出て、残り時間の2時間を有効に使うか
残りの2時間最後まで見て、やっぱり面白くなかったことを確信するか
の2つに行動が分かれるわけです。
前者は、入場券料の1800円と20分を失います。後者は1800円と2時間20分を薄ないます。
それぞれの失った金額と時間が、サンクコストです。
多くの人が、「1800円がもったいない、せめて元を取らないと」と映画を全部見てしまうのですが、経済学から考えると、合理的な行動は、前者の、面白くない、と確信できたところで、退出する、が正解です。
「もったいない」は、1800円に対しても感じるけど、もっと「もったいない」と感じなければいけないのは、その1800円に固執して、失ってしまう2時間に対して、なのです。

たくさんのお金をかけて、作ったのに、ビッグアーチのそのお金がもったいない、という意見に対して

ビッグアーチは、壮大な費用をかけて作りました。
アジア大会、ワールドカップ誘致(辞退しましたが)……しかし、将来への見通しが甘すぎて、今に至る、ということなのですが、当時の(あるいは今も?)箱物事業は、とにかく作れば今が潤う、ということでやってしまっているので、サンクコストだらけなのです。
「だから、たくさんのお金をかけて作ったのにもったいない」という意見は間違っていて、
前回の記事でもお話しましたがサンフレッチェ広島がビッグアーチをホームスタジアムにしている限り、ビッグアーチは、サンクコストを回収できない可能性が極めて高いのです。
ビッグアーチが、サンクコストを回収するためにも、今のビジネスモデルを変える必要があります。
その一例が、前記事でお話したことなのです。
ビッグアーチは、サンフレッチェ広島のホームスタジアムであるかぎり、これ以上の収益は望めません(もちろん確率の問題ですが)。
そのことの方が、よっぽど「もったいない」ですよね。
(だからこそ、サンフレッチェ広島のファンは、ビッグアーチにま猛烈に感謝するべきです。)
しかも、Jリーグからは、ビッグアーチは、大画面映像、屋根、洋式トイレの不備の問題で、J1のスタジアムとしては、不適合、と言われているわけですし。

それでも、次のような意見をおっしゃる方がいらっしゃいます。
「新しいスタジアムを作るなんて、もったいない」
これに対する反論は、
3,サンフレッチェ広島、広島市に取っての機会損失(機会損失その2)
と、なるわけですが、

ちょうど時間となりました。
次回の記事に、その反論を、アップしたいと思います。

※統一地方選挙まで、後1年。数十年後も、さらに豊かな広島を目指して。

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