日本代表 ワールドカップ

浅野拓磨の存在感……そしてフットボールのレジリエンス……キリンカップ対ブリがリア戦

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まず日本のプロ野球ではありえない光景だった。
高校や大学の部活動でもありえないだろう。
6月3日のキリンカップ、日本対ブルガリアのもう終了間際とも言っていいジャガー=浅野拓磨のPKによるゴール。

このPKは、味方のスルーバスを拓磨が右サイド走りこんで更にドリブルで相手のペナルティーエリアに持ち込んだところで倒されて得たPKだ。
直後に監督のハリルホジッチはキッカーに宇佐美を指名した。異変が起きたのはこの時だ。
宇佐美はPKを蹴りに行く素振りすら見せない。
浅野は宇佐美に譲る気はサラサラないというところか、ボールを抱えたまま離さない。
そして、ピッチ内とベンチにいるに多くの日本代表の選手から「浅野だ」「浅野に蹴らせよう」「浅野だよ」とかなり強い声で「浅野推し」があった。
ハリルホジッチは結局「わかったわかった、浅野蹴っていいよ」と言った感じで、苦笑いを浮かべながら浅野のキックを認めた。

浅野はこの機会を逃さす、相手ゴールの右隅に(相手にとっては左。キーパーは右に飛んだ)きっちりと決めた。
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選手が監督に逆らうなんて、他のスポーツではあり得るのだろうか?

まず、ハリルホジッチが、キッカーに宇佐美を指名したことに私は、この人の指導力の無さを感じてしまうのだが、まあそれはいずれ露呈するからいいとして、この時グランドにいた多くの日本代表の選手が、宇佐美も含めて「そりゃ変だよ」と感じたのに違いない。
そしてある意味監督に、浅野も宇佐美も他の多くの選手も逆らうことになるわけだけど、まず、他のスポーツならありえない、と思う。

私はこういうところにフットボールの魅力を感じるのだ。
「おかしい」と思ったらしっかり監督にアピールする。自分をアピールする。いいなぁ、楽しいなぁ、頼もしいなァ、と感じる。
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個を大切にし、それを上手にオーガナイズしていく。それが監督の仕事だ。個のチカラを最大限引き出し、且つ、チーム全体のチカラもマックスに組み上げる。そここそ監督の手腕が問われるところだ。
宇佐美が代表でゴール数を上げることは、そりゃ代表を強くするためには必要なことだろう。
しかし、浅野拓磨のような、ポテンシャルは遥かに高いがまだ、A代表では実績がない選手に自信をつけさせることも、これからの代表を考えると必要なことだ。
それを日本代表のみんなはわかっていたのだと思う。

浅野拓磨の存在感

出る杭は打たれる、のが日本のいやなところだが、浅野に関しては、出る杭になっても打たれないらしい。逆にもっと「出ろよ」とみんなに言われる。
これは拓磨がみんなに愛されているからでしょう。
自分を主張しながらも、謙虚さを忘れない。自分を鍛えて勁くなっていくことに貪欲である。
だから、浅野拓磨は最高なんだ。
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