とにかく強くなる、それがレッズなら、強くなろうとするプロセスの中で、愛され続ける、それが、サンフレッチェ広島の行き方だと思う

坂茂(ばん しげる)さん という建築家、ご存知ですか?
世界的な建築家。
それも、紙のパイプを使っていろんな建物を作られる方です。

震災後の仮説住宅なども作られる方で、東日本大震災後の避難所の間仕切りを紙のパイプと布で作った人です。
坂茂
もちろんそれだけではなく、世界各国の災害のあとで、たくさんの仮設の建築物を作られています。
紙のパイプでも、地震に強いし、耐火性も防水性も高いのです。(下の写真はクライストチャーチ)
坂茂クライストチャーチ

仮設の建設とは何か。坂茂さんがそのことについて、TEDで思いを語られていて、その内容に、サンフレッチェ広島のことで、あるいはJリーグのことで、また、それだけではなくいろんなことで思うことがあり、本日はそれを紹介しながら、サンフレッチェ広島について考えてみたいと思います。

坂茂さんの発言は、だいたい次のような内容でした。

「私が建築している仮設の建設は、確かに仮設の建設だ。
でも、本当に、そうだろうか?
その仮設の建物が、人々に愛されて長く使われるのであれば、それはもはや仮設ではないのではないか?
鉄筋コンクリートの仮設ではない建物でも、人々に愛されることがなければ、それは、仮設の建物より
価値の低いもののように思われる」

なるほど、なるほど。

大切なのは、愛される、ということ。
そうですよね、仮設だろうが、愛され続けるのならが、それはもう仮設ではないですよね。

インスタントに強くなるより、色々ドラマがあって強くなることを目指すチームのほうが愛される

浦和レッズは、間違っていると思う

坂茂さんのお話は、建築の話をベースに、されに展開され、それはそれはとても素晴らしい内容だったのですが、今日の記事では、サンフレッチェ広島を始めとするJリーグのクラブチームにとって、いかに大切か、という話につながるなあ、と思い、引用させていただきました。

いや、何かというとですね、サンフレッチェ広島を含め、Jリーグのクラブチームの目指す道とは、一体どういう方向なんだろう、とここ数週間考えていたのです。
サンフレッチェ広島のファン・サポが力を落とした石原直樹のレッズへの移籍。直樹もいろいろ悩んだのでしょうが。

まあ、何の違反もなく、レッズは、毎年サンフレッチェの選手に声をかけて引っ張っていくわけでっすが、これに関しては、おそらく、理由は2つ。ひとつは浦和のペトロヴィッチ監督にとっては、戦い方の近いチームから選手を取ってくるというのは、合理的な話。「私の息子」発言は、納得いきませんが。
もう一つの理由は、広島へのいじわる。
おそらくこの二つですよね。(既にこの記事でお話しましたね)

また、浦和レッズは、広島からではなく、各クラブから、どんどん引っこ抜いてきています。
もちろんルール的には問題ないのです。

が、二つの疑問があります。

一つの疑問は、いろんなクラブから実力者を集めて、果たして強くなるのか、という疑問。
もう一つは、そんなインスタントな方法で、チームの魅力が上がるのか、つまり、心から愛されるチームになるのか、という疑問。

浦和レッズは、本当に強くなるのか?

熟成について

これは来季を見てみないとわかりません。が、う~ん、どうなんでしょうね。
クラブチームが強くなるための大切なことは、いくつかあるとは思うのですが、そのひとつに、熟成があると思います。
熟成とは、チームの戦略と戦術が、実際にそれぞれの選手の血と肉になるということです。
ゲームの展開は、一度たりとも同じものはなく、瞬間瞬間で変化していきます。その状況に合わせてそのチームの戦略・戦術に合わせてオートマティックにすべての選手が正しい選択を高い確率で選べるかどうか。
そのためには、熟成が必要です。
来季のレッズには、その熟成には多少の時間がかかるはずです。

クラブへの愛へ

また、人がどれだけ能力を発揮できるかという状況において、何のために力を発揮するのか、という問題があります。
来年レッズに移籍する選手たちが、どれだけ心の底からレッズのために戦えるか。
これは難しい問題です。

さて、レッズが来季、どれだけ戦えるかは、とりあえず興味を持って見させていただきます。少なくとも、サンフレッチェ広島は、勝たせていただきますが。

もう一つの疑問、レッズは魅力的で愛されるチームになるのか

はっきり言って、よそのクラブから強い選手を取ってきて、それで強くなったとしても、魅力はアップしない、むしろ、魅力は低下していくと思います。
なぜか。
それは、クラブチームの魅力とは、
「強くなろうとするプロセスの中での、ドラマが醸しだすもの」だからだと思うのです。

単に強いクラブ、より、ドラマの中で強くなっていくことを目指すクラブのほうがはるかに魅力的なのです

毎年毎年、新しい選手が、別のクラブからやってきて、そこにドラマが生まれる確率はj低いでしょう。
そのクラブチームに数年いて、地元の人たちと交流して、そこからドラマが生まれてくるのです。
そのドラマの中で、何とな優勝を目指し、強くなって行こうとする。そのドラマの中に、その努力の中に、私たちは魅力を感じ取ることができるのです。

浦和レッズのやり方を批判する気持ちはありませんが、やはり、ファン・サポにとっては、どうなんだろう、魅力は低くなってきているのではないでしょうか。
私は、サンフレッチェ広島のファンとして、サンフレッチェがよそのクラブから毎年人を取ってきて、強くなっても、嬉しくないだろうな。

サンフレッチェ広島は、少しずつでいいので、広島の人たちと紫の戦士たちのドラマを紡ぎながら、もっともっと魅力のあるチームに育ってほしい

石原直樹は、行ってしまったけど、塩谷司はクラブからの3年契約提示を、5年にして欲しいと言ってくれた。
直樹だって、サンフレッチェ広島は大好きだったはずだ。それでも直樹は浦和に行った。
じゃあ、誰がそこを埋めるのか。
新しく他のクラブから呼ぶ選手? それとも、サンフレッチェ広島の若手から登場してくるのか。
できれば後者であって欲しいけど。
とにかく、そこからまた、ドラマが生まれる。

ここで、冒頭に書いた、坂茂さんの言葉に戻ります。
「人々にずっと愛されるならば、それは仮設ではない」

そうなんです。インスタントに強くなるのは、資金があればそれは簡単な事かもしれません(資金があることは凄いですけどね)。でも、それは「仮設の強さ」ではないでしょうか。
サンフレッチェ広島が目指すのは、本物の強さ。
愛されながら、勁くなること。

来シーズンもみんなで、愛していきましょう。

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とにかく強くなる、それがレッズなら、強くなろうとするプロセスの中で、愛され続ける、それが、サンフレッチェ広島の行き方だと思う」への1件のフィードバック

  1. モングラー

    浦和のやり方は欧州かぶれの間では当然視されているようです・・・。
    しかも毎年サンフから浦和に抜かれていくのは、「広島がそれに見合わない報酬を用意しなかったから」
    と、某掲示板とかでは心無い言われ方もしています。
    来期は各チームの主力クラスを集めたといっても、寄せ集めでチームとしての結束もできていない
    浦和がアジアでどういう戦いをするか見物です。
    そして私たちは雑音にもめげず、王道を歩きましょう。
    静岡住みなので、行ける機会は少なく今期は名古屋戦と甲府戦しか行けなかったですが、
    来期はもっと増やすのを個人的な目標にします。

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