3月25日付の中国新聞によると、
2015年の広島東洋カープの経済効果は
広島県内で256億円と、過去最高であることを中国電力エネルギア総合研究所が発表したそうです。
但し、日本シリーズで優勝したら、とい。うことらしいけど。
これ読んで、みんな凄いなあ、と思うのでしょうかね?
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私は、この記事の内容は、相当酷いと思うのです。
いや、カープに対してネガティブなのではありません。
この記事、です。
ここで言う、経済効果とは何か?
年間で、256億円の経済効果。その経済効果って、何ですか?
具体的には、何を指しているのですか?
記事では、圏内の試合の観戦チケットやグッズ、球場内での飲食料品の売り上げ、
観客の移動宿泊代
となっていますが。
しかし、チケットの売上であれば、その売上は、どこに配分されていくのか?
グッズの売上であれば、どのような会社に、どう配分されていくのか?
近所の飲食関係であれば、どれくらいなのか?
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また、そこに売り上がったお金は、次は、どこに回っていくのか。
実は、これがとても重要なのです。
せっかくの売り上げが、一部の人達のところに滞留するのであれば、あまり経済効果としての意味は無いのです。
カープは人気球団であり、売上や影響力は高い。
だから、広島の経済に貢献している。
もちろん、それを否定するつもりはありません。
でもね、現状、本当に、広島の経済に貢献しているのでしょうか?
経済を回してる? もちろん多少の寄与はしているでしょう。
でも、もっともっと、活用できないのでしょうか。
ジャーナリズムがムードに流されてどうする
お金の流れが一体どうなっているのか? 効率的に広島の経済に貢献しているのか?
中国新聞がジャーナリズムを標榜するのであれば、
経済効果は256億円と、アホみたいに伝えるのではなく、
しっかり検証してくださいよ。
どんな効果があるのか、具体的に伝えてくださいよ。
もっともっと、カープを活用した地域活性を提案してくださいよ。
広島の誇りであり、宝でもあるカープ。
だからこそ、読者をやんわりとムードで包むような記事を掲載するのではなく、
ジャーナリズムの矜持を持った記事を発信して欲しいのです。
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サンフレッチェ広島も同じこと
サンフレッチェ広島も、同じことです。
私は、以前から、Jリーグのクラブチームは地元経済のエンジンになる、と考えています。
もちろんサンフレッチェ広島も。
だから、サンフレッチェ広島も、しっかりそのことを頭において、プロモーション活動をして欲しいのです。
例えば、
スタジアムグルメ。
あそこで提供されるメニューの内、原材料が、どれだけ広島産のものでしょうか?
まあ、現状を知らないので、何とも言えませんが、
もし、広島さんではなく、県外のものを使用していれば、
儲かるのは、お店の人と、県外の人です。
ましてや、海外産の原材料を使っていると……。
例えば、サンフレッチェ広島のスタジオグルメは、少しでも多く地元の原材料を使う、という方針を決めれば、それま間違いなく、地元経済に貢献していくことになるのです。
サッカーでどれだけ、地元に貢献できるか。
それは、サッカーそのもの、クラブチーム、紫の戦士そのものの貢献を、もちろんありますが、
スタジオグルメの例で提案したように、いろんなところで、いろんな工夫ができるはずなんです。
カープとサンフレッチェ。
赤と紫のエンジンが、広島の経済を、更に大きく回してくれることを願います。
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