「あの試合の結果は取り消されるのか?」「没収試合になるのか?」
3月4日のACLエリート ラウンド16第1戦(ジョホール 3-1 広島)以来、サポーターの間で広がっていた不安と期待が、ついに正式に決着しました。
AFCから「問題なく遂行された」という回答が届き、第1戦の結果は覆らないことが確定。そして同時に、問題の3選手が3月11日の第2戦には出場できないこともはっきりしました。
広島は1-3のビハインドから、ホームのエディオンピースウイング広島で3点差以上の逆転勝利を狙います。

「没収試合」の懸念が正式に解消
AFCが「問題なし」と回答
サンフレッチェ広島はJFA・Jリーグと連携し、第1戦の出場資格についてAFCに問い合わせを行っていました。その後、AFCから文書での正式回答が届きました。
「問題なく遂行された」
これにより、広島側は「異議申し立てする材料がない」と判断。没収試合や試合結果の取り消しといった事態には発展しないことが正式に確定しました。
なぜ問題なく行われたとされるのか
問題の背景を簡単に振り返ります。ジョホールの3選手は、マレーシア代表選手のスポーツ国籍取得における書類偽造問題として、昨年9月にFIFAから12か月の出場停止処分を受けていました。
しかし3選手はこの処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に控訴。CASは2026年1月27日、最終判断が出るまでの間、処分を暫定的に停止しました。
つまり、3月4日の第1戦の時点では、この暫定停止が有効だったのです。AFCも「出場資格があった」と認定した形となりました。
第2戦に出場できない3選手とは
3月5日、CASが最終裁定を発表しました。処分の内容は「全活動禁止」から「公式戦出場停止」へと軽減されましたが、12か月の期間は維持。同日から残りの出場停止期間が開始されました。
これにより、3月11日の第2戦に出場できないことが確定した3選手は以下の通りです。
ジョアン・フィゲイレド(DF/ブラジル出身)
第1戦でスタメン出場し、広島の攻撃陣を封じた守備の要。183cmの長身で空中戦に強く、ビルドアップにも関わる現代的なセンターバックです。フィゲイレドを欠くジョホールの最終ラインは、第1戦に比べて明らかに組織力が落ちることが予想されます。
ジョン・イラサバル(DF/スペイン出身)
第1戦ではベンチに控えていたスペイン出身のDF。出場機会こそありませんでしたが、ジョホールが誇るDFの一角であり、第2戦での起用がなくなったことはチームのデプスに影響を与えます。
エクトル・ヘベル(MF/ブラジル出身)
こちらも第1戦はベンチスタートでしたが、中盤を担うブラジル出身のMF。ゲームのテンポをコントロールできるタイプで、第2戦での欠場はジョホールの中盤構成に変化をもたらす可能性があります。
これは広島にとって「追い風」か
確かに第1戦より弱くなる
正直に言えば、3選手の欠場は広島にとってプラス材料です。
特にフィゲイレドの不在は大きい。第1戦でも彼の存在感はピッチ上で際立っており、広島の攻撃に蓋をする役割を果たしていました。空中戦での競り合い、足元の技術、判断の速さ――すべてが高水準で、彼を欠いたジョホールの守備は間違いなく第1戦より手薄になります。
それでも「3点差の壁」は歴然と存在する
しかし冷静に現実を見つめなければなりません。
ホームアンドアウェーの合計スコアで争うACLエリートのノックアウトステージ。アウェーゴールルールは廃止されており、広島が8強に進出するには3点差以上での勝利が必要です。2点差での勝利(例:2-0)の場合は合計スコアが3-3となり、延長戦・PK戦に持ち込まれます。
1-3のビハインドからの逆転突破は、歴史的にも容易ではありません。3選手が欠場するとはいえ、ジョホールには同等のタレントがベンチに座っており、チームとしての組織的守備力は高い。広島が先制しても、一発のカウンターで試合が一気に難しくなる可能性は十分あります。
キム・ジュソン不在のDF陣をどう補うか
広島側にも不安要素はあります。第1戦で前半26分に退場処分を受けたDFキム・ジュソンは出場停止。第2戦は10人で1-3のビハインドを追いかけた試合とは異なり、フルメンバーで戦えます。しかし、キム・ジュソンが与えていた守備の安定感と左足からのフィードは、他の選手が補わなければなりません。
また、前田直輝・トルガイ・アルスランも引き続き離脱中。前線とボランチに不安を抱えての一戦です。
逆転のシナリオは
広島が逆転突破を果たすには、理想的な展開として以下のようなシナリオが考えられます。
前半に先制点を奪い、相手を前に出させる。ジョホールは先制されれば守りにくい。広島ペースで試合を進め、追加点を重ねる。後半に入って前田の代わりに台頭しつつある鈴木章斗が違いを生み出し、3点目・4点目を奪う――。
エディオンピースウイング広島の紫の大声援が、奇跡の後押しをするはずです。
まとめ
- 没収試合なし確定:AFCが「第1戦は問題なく遂行された」と正式回答(3月7日)
- 3選手の出場停止確定:フィゲイレド(DF)・イラサバル(DF)・エクトル・ヘベル(MF)がCAS裁定により第2戦欠場
- 特にスタメン出場していたフィゲイレドの不在は、広島にとってプラス材料
- それでも1-3のビハインドから3点差以上の逆転勝利という厳しい条件は変わらない
- 広島は「第2戦に集中し、逆転での勝ち上がりに向けて準備する」と表明
3月11日、エディオンピースウイング広島に集まる紫の力を信じて――広島の逆転突破を、声の限り後押ししましょう!
チケット・観戦情報
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