J1百年構想リーグ WEST第10節|2026年4月11日(土)14:00キックオフ
エディオンピースウイング広島
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試合情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対戦 | サンフレッチェ広島(WEST 7位)vs 清水エスパルス(WEST 4位) |
| 日時 | 2026年4月11日(土)14:00 |
| 会場 | エディオンピースウイング広島 |
| 放送 | DAZN |
前節までの成績
| 広島 | 清水 | |
|---|---|---|
| 順位 | WEST 7位 | WEST 4位 |
| 勝点 | 11(9試合) | 16(10試合) |
| 成績 | 3勝1PK勝0PK負5敗 | 3勝2PK勝3PK負2敗 |
| 得点 | 12 | 12 |
| 失点 | 13 | 9(WEST2位) |
| 直近 | 4連敗中 | 直近の第9節で長崎に3-0勝利 |
| xG | 1.542(リーグ6位) | 1.262(14位) |
広島の現状——数字は圧倒しているのに、勝てない
シュート数1試合平均15.8本はリーグ1位。xG1.542はリーグ6位。AGI(攻守指標)はリーグ1位。
数字だけ見れば、強いチームだ。
なのに4連敗している。
| 節 | 相手 | スコア | シュート | 枠内 | 支配率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 7 | 名古屋(A) | 1-2 ● | 15 | 3 | 53.1% |
| 8 | 清水(A) | 1-3 ● | 16 | 5 | 52.3% |
| 5 | 神戸(A) | 1-2 ● | 11 | 2 | 43.7% |
| 9 | 福岡(H) | 0-1 ● | 16 | 4 | 68.8% |
枠内シュートの合計は14本。シュート総数58本に対して枠内14本、枠内率は24.1%。打ててはいるし、枠にも飛んでいる。なのに4試合で3ゴールしか生まれていない。
シュート成功率8.5%はリーグ17位。つまりチャンスを作る力はリーグトップクラスなのに、決める力がリーグ最低クラスという、見ていて最も辛い状態にある。
トルガイ・アルスランは第9節後に「我々前線の選手がゴールネットを揺らさなきゃいけない、ただそれだけ」と語った。その「ただそれだけ」が、今の広島には途方もなく遠い。
清水の現状——堅守とオ・セフンの覚醒
清水の失点9はWEST2位の堅守(最少は神戸の8)。被xG1.253に対して実失点は0.9/試合。期待値よりはるかに少ない失点で済んでいる。
そしてボール奪取ポイントはリーグトップクラス。吉田孝行監督の「立ち位置の確率論」——次にボールが来る場所に先回りする守備——が、数字にはっきり表れている。
攻撃面ではオ・セフンの存在が大きい。FC町田からのレンタルで古巣に復帰したストライカーは、ここまで5得点でチーム得点の約半分を叩き出している。第8節の広島戦でゴール、第9節の長崎戦では2ゴールと完全に覚醒モード。
| 節 | 相手 | スコア | シュート | 枠内 | 支配率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 7 | 福岡(A) | 1-1(PK勝) | 8 | 2 | 48.5% |
| 8 | 広島(H) | 3-1 ○ | 12 | 6 | 47.7% |
| 11 | 神戸(A) | 0-2 ● | 5 | 2 | 51.6% |
| 9 | 長崎(A) | 3-0 ○ | 11 | 4 | 46.7% |
シュート数10.6本/試合はリーグ19位。支配率も48.5%と決して高くない。でも勝てている。広島と真逆のチームだ。少ないチャンスを確実に仕留め、堅い守備で逃げ切る。
ただし弱点もある。アウェイ成績は90分の結果で1勝3分2敗。ホームのIAIスタジアムでは強いが、外に出ると勝ちきれない傾向がある。
前回対戦を振り返る——清水3-1広島(第8節・3月22日)
| 清水 | 広島 | |
|---|---|---|
| スコア | 3 | 1 |
| シュート | 12 | 16 |
| 枠内シュート | 6 | 5 |
| 支配率 | 47.7% | 52.3% |
19分に吉田豊、21分にオ・セフン。前半で2-0にされた時点で、試合は実質終わっていた。後半66分に北川航也が追加点を決め3-0。広島はジャーメイン良の84分のゴールで1点を返すのが精一杯だった。
広島はシュート16本、枠内5本。清水は12本中6本が枠内で3得点。シュートの「決定力」の差がそのまま結果に出た。枠内に飛ばしても決められない広島と、枠内に飛ばせば確実に仕留める清水。この対照が今回も繰り返されるかどうかが最大の焦点だ。
清水のハイラインが広島のビルドアップを窒息させ、中盤の川辺駿を封殺した。ガウル監督は「フィジカルにたけた相手に対し、競り合いやセカンドボールを拾えなかった」と振り返っている。
第10節の注目ポイント
1. xGの「揺り戻し」はあるか
広島のxG1.542に対して、実ゴールは1.33/試合。溜まった「未回収のxG」がいつ爆発してもおかしくない。 サッカーの統計では、xGと実ゴールの乖離は長期的に修正される傾向がある。
4連敗で溜まりに溜まったフラストレーション。ホームEピースの声援。もし「揺り戻し」が来るなら、この試合しかない。
2. 広島の決定力問題
とはいえ、希望だけでは勝てない。
直近4試合でシュート58本、枠内14本、そしてゴールはわずか3。シュート成功率5.2%。枠には飛んでいるのに入らない。これはGKのファインセーブなのか、シュートコースの問題なのか、それとも精神的なものなのか。
清水の守備力はリーグトップクラス。前回対戦でも広島のビルドアップを封じた実績がある。同じやり方で臨めば同じ結果になる。ガウル監督がどう修正してくるかが鍵だ。
3. オ・セフンを止められるか
第8節広島戦でゴール、第9節長崎戦では2ゴール。チーム全体の得点12のうち5点がオ・セフン。清水の攻撃はこの男に集約されていると言っても過言ではない。
広島のDF陣は住吉ジェラニレショーンが出場停止、高橋祐治が負傷離脱と手薄な状態。オ・セフンの高さとパワーにどう対抗するのか。前回は空中戦で圧倒された。
4. ホームの力——Eピースをどう味方につけるか
広島のホーム成績は1勝1PK勝2敗。圧倒的なホームアドバンテージがあるとは言えない。
でも、4連敗から抜け出すには、サポーターの後押しが必要だ。以前のコラムにも書いたが、泣きっ面に蜂ではなく、笑う門には福来る。Eピースが「怒り」ではなく「声援」で満たされたとき、選手たちは本来の力を発揮できるはずだ。
5. 清水のアウェイ脆さが唯一の希望
清水はアウェイで90分の結果が1勝3分2敗。ホームでは堅いが、敵地では勝ちきれない傾向がある。前回対戦はIAIスタジアム日本平だったが、今回はEピース。場所が変われば結果も変わる可能性はある。
データ比較
| 指標 | 広島 | 清水 | 優位 |
|---|---|---|---|
| xG(攻撃) | 1.542 | 1.262 | 広島 |
| 実得点/試合 | 1.33 | 1.10 | 広島 |
| 実失点/試合 | 1.44 | 0.90 | 清水 |
| シュート/試合 | 15.8 | 10.6 | 広島 |
| 枠内シュート/試合 | 3.7 | 3.0 | 広島 |
| シュート成功率 | 8.5% | 10.4% | 清水 |
| 支配率 | 52.9% | 48.5% | 広島 |
数字は広島が上回る項目が多い。でも「決める力」と「守る力」で清水が上回っている。これが前回3-1という結果につながった。
予想スコア
広島 2-1 清水
根拠は二つ。
一つはxGの揺り戻し。広島のxG1.542はリーグ6位だが、実ゴールは1.33と下回っている。決定力不足が永遠に続くことはない。統計的に、このアンダーパフォーマンスはいずれ修正される。4連敗分の「未回収のxG」が、ホームで爆発する展開を期待する。
もう一つは清水のアウェイ脆さ。清水はアウェイで90分の結果が1勝3分2敗。前回はIAIスタジアムのホームで3-1だったが、Eピースのアウェイでは同じパフォーマンスを出せるとは限らない。
ただし、清水の堅守は本物だ。失点9はWEST2位の数字で、簡単に崩せるチームではない。ガウル監督が前回の敗戦からどれだけ修正できているか。それが全てだと思う。
正直に言えば、僕の心が入った予想だ。4連敗を止めてほしい。Eピースで歓喜が見たい。頼むぞ、サンフレッチェ。
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