2026年2月6日に行われたV・ファーレン長崎 vs サンフレッチェ広島の一戦をレビューします。
それにしても面白かったですね。
スコア以上に「中身の濃い」、面白い、そして日本サッカーの新しい景色を感じさせる非常にエキサイティングなゲームでした。
負けたV・ファーレン長崎だけではなく、サンフレッチェ広島にも課題が浮き彫りになったゲームでしたし、逆に両者ともいいところを見ることができたゲームでもありました。
サンフレッチェ広島目線で言うと、分かっていたとはいえ、荒木隼人と佐々木翔の3バックの2人が開幕ゲームで出場できないことは不安でした。
怪我や体調不良では仕方ないこととはいえ、鉄板でしたからね。
代わって先発したのは山﨑大地とキムジュソン。いいとこもそうでないところも、特に山﨑大地にはありましたが、これからさらに精度を上げていってくれることと思います。
それから3点目の駿の得点につながった松本泰志選手の東俊希選手へのダイレクトパスも素晴らしかったですね。
とりあえずよかったよかった。
100年構想リーグ、十分戦えるし優勝もめちゃくちゃ可能性高いと感じる一戦ですね。
DAZNのダイジェスト動画も掲載してますので、見てくださいね。
【試合結果】
V・ファーレン長崎 1 – 3 サンフレッチェ広島
(会場:PEACE STADIUM Connected by SoftBank)
- 得点者
- 35分:中野 就斗(広島)
- 50分:鈴木 章斗(広島)
- 54分:川辺 駿(広島)
- 81分:マテウス・ジェズス(長崎)
【マッチレビュー】「PEACE MATCH」に相応しい熱戦と、広島の”横綱相撲”
この試合は、2026年から始まるシーズン移行期(秋春制への移行)に伴う特別大会「明治安田J1百年構想リーグ(地域リーグラウンド)」の開幕戦であり、長崎の新本拠地「PEACE STADIUM」での記念すべきJ1対決でした。
1. 長崎の「勢い」と幻の先制点
試合の入りは、ホームの大歓声を受けた昇格組・長崎が素晴らしいアグレッシブさを見せました。特に前半9分、長崎の強力な武器であるマテウス・ジェズスがネットを揺らしたシーン(オフサイドで取り消し)は、スタジアムのボルテージを一気に最高潮に引き上げました。
これやばかったですよね。これがオフサイドなかったらどういうゲームの流れになっていたか。サンフレッチェ広島は注意しなきゃいけないところですよね。
長崎は「J1でも通用する」という自信を深める入りでしたが、ここで決めきれなかったことが、結果的に試合巧者の広島に流れを渡すきっかけにりましたね
2. 広島が見せた「J1上位の格」
広島の勝因は、相手の時間帯を耐え、ワンチャンスを確実に仕留める「決定力」と「試合運び」にありました。
- 35分(先制点): 拮抗した展開の中、中野就斗がエリア右でボールを受けると、鮮やかな切り返しから左足で一閃。個の力で局面を打開しました。
これは中野本人も言ってましたが、なぜ中野があそこにいるんだという、去年はなかなか見れなかったけど、一昨年まではよく見せていた中野の不思議ポジションからのゴールでしたね。 - 後半の畳み掛け: ハーフタイム明けの立ち上がり、広島がギアを上げました。50分に鈴木章斗が追加点を奪うと、そのわずか4分後の54分、左サイドの崩しから東俊希のクロスに川辺駿が合わせ、勝負を決定づける3点目。この「4分間の連続パンチ」に、広島の強さが凝縮されていました。
とはいえ前半にも広島にはチャンスがありました。なんかゴールポストやゴールバーを叩いたシュートが何本かありましたよね。あれが決まっていればまたさらに広島のペースになったのではないかと思います。このあたりは課題ですね。
3. 最後まで諦めない長崎の意地
0-3となっても長崎が切れなかったことが、この試合を「エキサイティング」にした要因です。
81分、エースのマテウス・ジェズスが一矢報いるゴールを決め、スタジアムは再び沸き上がりました。その後も最後まで攻める姿勢を見せ、敗れはしたものの、長崎サポーターにとっては「新スタジアムでJ1を戦う希望」が見えた90分だったはずです。
一方、この時間帯の広島のことを考えると少し不安が残ります。
交代で入ってきた選手たちがあまりハマらなかった印象です。
前半から出てた選手は疲労してるはずなので、後半交代した選手がしっかりと前からプレスをはめたり、守備陣をしっかり引き締めたりする必要があったのではないでしょうかね。
【これからの長崎と広島】
広島の若手と主力の融合: 新戦力(鈴木章斗ら)と、川辺や中野といった主力がしっかり結果を出す広島の充実ぶりが際立ちました。
長崎にとってはほろ苦い新スタジアム・J1初戦となりましたが、両チームが攻め合う姿勢を貫いた、開幕戦にふさわしい素晴らしいエンターテインメントでした。
ジャーメイン良のこと
そしてもう一つ、やっぱりここで書いておきたいことがあります。ジャーメイン良のことです。
去年のジャーメイン・リョウの実績は、サンフレッチェ広島のサポーターは誰も満足していませんし、むしろというか、当然のことながら、一番満足してないのはジャーメイン・リョウ本人でしょう。
このゲームでもチャンスがありましたが、得点することはできませんでした。
一方、ライバルの鈴木章斗はしっかり得点を決めています。
ジャメに関しては、広島のサポの100%に近い人が強く応援しています。ジャメ、ここでしっかり得点を決めてくれ。次のゲームからまた期待してますよ。
