第3節 プレビュー:セレッソ大阪を粉砕する(と思いたい)サンフレッチェ広島の戦術的優位性

  • URLをコピーしました!
目次

決戦の舞台と両チームの現在地

今日2026年2月22日。我らが誇る紫の戦士たち、サンフレッチェ広島がヨドコウ桜スタジアムに乗り込み、セレッソ大阪との第3節に挑む。15:00のキックオフに向けて、すでに多くのサンフレッチェサポーターが大阪への遠征しているでしょうね。
現地のチケット状況を見ると、ホームサポーター席やバックペアシートをはじめ、多様な販売形態が用意されており、スタジアムは熱気のある雰囲気に包まれるでしょう。しかし、ピッチ上で繰り広げられるのは、戦術とデータ、そして圧倒的な個の力が激突する、サンフレッチェ広島の独壇場となる可能性が極めて高い。と予測してみました。
櫻川ソロモンは怖いですけどね😅桜繋がりもあるし(ないか😅)

スタジアムに行けない人は、ダゾーンDAZNで応援を

圧倒的な歴史的相性:セレッソ大阪にとっての「絶対的苦手な相手」

サッカーにおいてデータは嘘をつかない。と言いたいところですが、いやむしろ信じたいデータがある、と言ったところです。
とりわけ、特定のチーム同士の対戦において蓄積された歴史的スタッツは、ピッチ上の選手たちの深層心理に強烈な影響を与える(と信じたい)。サンフレッチェ広島の視点からセレッソ大阪戦を見たとき、そこには圧倒的な戦績が並んでいるのです

対戦成績(通算)勝利数引き分け
サンフレッチェ広島31勝8分
セレッソ大阪19勝8分

特筆すべきは、セレッソ大阪のホームゲーム(ヨドコウ桜スタジアム等)における成績である。一般的にサッカーはホームチームが圧倒的有利とされるが、サンフレッチェ広島はアウェイの地でも17勝4分9敗と、セレッソ大阪を完全に圧倒しているのです。

さらに、直近の対戦成績を紐解けば、その傾向はさらに顕著となる。セレッソ大阪にとってサンフレッチェ広島は、2022年以降一度も勝利を挙げられていない、まさに「絶対的苦手」そのものなんですねーー。

開催日大会ホームスコアアウェイ
2025年8月31日リーグ戦C大阪1 – 1広島
2025年4月6日リーグ戦広島2 – 1C大阪
2024年8月11日リーグ戦広島2 – 0C大阪

2024年シーズンは広島が2-0で完勝し、2025年シーズンも1勝1分と無敗をキープ。
ルヴァンカップ決勝のサンフレッチェ広島の大逆転も凄かったですよね。
ということでセレッソ大阪の選手たちは、心のどこかで「また広島に押し込まれるのではないか」という不安を抱えたままピッチに立つことになる(なってくれ)。
一方でサンフレッチェ広島の選手たちは、「いつも通りやれば勝てる」という絶対的な自信に満ち溢れている。このメンタル面でのアドバンテージは、試合が拮抗した時間帯や、セレッソが先制を許した瞬間に、目に見えるほどのパフォーマンスの差となって現れるに違いない。

序盤戦スタッツの対比:最強の矛と、人員不足の盾

2026年シーズンが開幕し、2月16日時点での両チームのパフォーマンスを比較すると、見事なまでに対照的なチームカラーが浮かび上がってくる。

今シーズンのチーム成績比較(2026年2月16日時点)

項目サンフレッチェ広島セレッソ大阪
現在の順位WEST 1位WEST 4位
獲得勝ち点5ポイント4ポイント
勝敗内訳2勝0分0敗(※1PK勝)1勝0分1敗(※1PK負)
1試合平均得点2.01.0
1試合平均失点1.00.0

百年構想リーグでの得点失点を見てみよう

サンフレッチェ広島は開幕から絶好調だ。2月6日のアウェイでのV・ファーレン長崎戦では3-1で快勝し、チャンス構築率17.0%、シュート成功率16.7%という破壊的な攻撃力を披露した。
続く2月14日のホームでのファジアーノ岡山戦では、ボール保持率65.1%を記録しながらも引いた相手に苦戦し1-1で90分を終えたが、PK戦を5-4で制し、したたかに勝利を手にしているわけで4
平均得点2.0という数字が示す通り、攻撃のメカニズムはすでに高い完成度を誇っている(と思いたい)(守備はイマイチだけど)。

対するセレッソ大阪は、勝ち点4で4位。彼らのアイデンティティは意外にも「堅守」。
2月15日のアビスパ福岡戦では櫻川ソロモンのゴールを守り切って2-0で勝利し、その前のガンバ大阪戦でも0-0(PK戦4-5で敗北)と、90分間のオープンプレーにおいては未だ無失点を継続している。

チャンスビルディングポイントと守備ポイントから分析してみよう

チャンスビルディングポイント(CBP)という高度な分析指標を用いると、両者のスタイルはさらに鮮明になる。
サンフレッチェ広島は攻撃ポイントがリーグ3位(36.85)であり、パス(3位)、シュート(5位)、ゴール(3位)と、攻撃に関わるあらゆるスタッツでリーグトップクラスに君臨している。圧倒的なボールポゼッションと分厚い波状攻撃が持ち味だ。

一方でセレッソ大阪は、守備ポイントが「38.77」でリーグ堂々の1位である。ディオン・クールズ(奪取ポイント24.24)を中心に強固なブロックを敷き、スペースを消す作業においては抜群の組織力を見せている。しかし、ドリブル(20位)やクロス(15位)といった攻撃のアクションポイントはリーグ最下位クラスに沈んでおり、自らアクションを起こして相手を崩す能力には著しく欠けているのが現状である1

一見すると「最強の矛」対「最強の盾」という構図に見えるが、詳細なアベイラビリティ(選手の起用可能状況)のデータを加味すると、セレッソ大阪の盾にはすでに修復不可能なほどの大きな亀裂が入っていることがわかる。

セレッソ大阪の戦術的崩壊:野戦病院化と守護神の不在

サンフレッチェ広島がこの試合で間違いなく優位に立つ最大の理由が、セレッソ大阪が抱える深刻な欠場者リストである。セレッソ大阪は現在、チームの屋台骨を揺るがすほどの緊急事態に陥っている。

セレッソ大阪の欠場情報と戦術的影響

  • 田中 隼人(出場停止):ディフェンスラインの要。彼の不在により、残されたディオン・クールズにかかる負担は劇的に増加する。ラインコントロールやビルドアップの質が著しく低下することは避けられない。
  • キム ジンヒョン(負傷等で欠場):長年にわたりセレッソのゴールマウスとビルドアップを最後方から支えてきた絶対的守護神。彼の高精度なフィード能力が失われることで、セレッソの攻撃の起点は実質的に消滅する。
  • ルーカス フェルナンデス、上門 知樹(負傷等で欠場):攻撃の推進力とアイデアをもたらす両アタッカーの欠場1。これにより、セレッソの攻撃はチアゴ・アンドラーデの単独カウンターや、ベテラン香川真司の個の閃きに依存せざるを得なくなる。
  • 鷹啄 トラビス(負傷等で欠場):ディフェンス陣のバリエーションをさらに狭める痛手である。

この中でも、サンフレッチェ広島の戦術的観点から最も「キーマン」となるのが、ゴールマウスを守ることが予想される新加入GK、中村航輔。

元日本代表であり、かつては柏レイソルで圧倒的なシュートストップを見せ「歴代最強の日本人GKの一人」とまで称された中村航輔だが、現在の彼のコンディションには大きな疑問符がつく。彼は海外クラブを退団後、実に1年間という長期にわたって無所属の期間を過ごしていた。昨年7月にはザスパ群馬に練習参加し、U-15 Jリーグ選抜のGKコーチを務めるなどサッカー界には携わっていたものの、第一線のヒリヒリするような真剣勝負からは完全に遠ざかっていたのである。2026年シーズンからのセレッソ加入は「5年ぶりのJリーグ復帰」となる。

ゴールキーパーというポジションは、瞬時の判断力、ディフェンスラインとのミリ単位の連携、そして現代サッカーにおいて必須とされる足元のビルドアップ能力が求められる。1年間のブランクがある中村に対し、サンフレッチェ広島の前線が容赦のないハイプレスを浴びせれば、セレッソの最終ラインは必ずパニックに陥る。ビルドアップのミスを誘発し、ショートカウンターから一気にゴールを陥れるシーンが何度も見られるはずだ。

サンフレッチェ広島の陣容とオフシーズンの完璧な立ち回り

セレッソ大阪が満身創痍であるのに対し、我らがサンフレッチェ広島はオフシーズンの移籍市場で見事な立ち回りを見せ、戦力のアップグレードに成功している。

2026シーズンの主な新加入・復帰選手

  • 鈴木 章斗(FW・湘南ベルマーレから完全移籍加入):このオフ最大のビッグディール。詳細は後述するが、すでにチームの攻撃の絶対的核となっている。
  • 松本 泰志(MF・浦和レッズから加入):中盤の構成力と展開力をもたらす即戦力。
  • 小原 基樹(MF・アルビレックス新潟から復帰):テクニカルなドリブルとチャンスメイクでサイドに違いを生み出す。
  • 鮎川 峻(FW・大分トリニータから復帰):前線に強さとアグレッシブさをプラス。
  • 志知 孝明(DF・アビスパ福岡から復帰):左サイドのスペシャリストとして帰還。

さらに、ユースからの昇格組である小林志紋や小川吉良といった若き才能もトップチームに加わり、チーム内のポジション争いはかつてないほど激化している。この分厚いスカッドこそが、長丁場のシーズン、そして目の前のセレッソ大阪戦を圧倒する原動力となる。

6. CBPから読み解く紫の波状攻撃:キーマンたちの驚異的スタッツ

サンフレッチェ広島の攻撃がなぜこれほどまでに機能しているのか。最新のチャンスビルディングポイント(CBP)のランキングデータを分析すると、各選手が与えられたタスクを異常なほどの高水準でこなしていることがわかる。セレッソ大阪の守備陣は、ピッチの至る所から飛んでくるこの「紫の矢」を防ぐ術を持っていない。

鈴木章斗の流動性と圧倒的なスタッツ

湘南ベルマーレから加入した新エース、鈴木章斗の存在感はすでにチーム内で突出している。2022年から湘南でJ1の厳しい舞台を戦い抜いてきた経験は伊達ではない。彼のスタッツを見ると、単なる「点取り屋」の枠に収まらない、超現代的な万能型フォワードであることが証明されている。

鈴木章斗のCBPランキング(チーム内)ポイント順位
シュート5.001位
パスレシーブ4.181位
ドリブル0.781位
攻撃総合3.942位
パス3.162位

ここで最も恐ろしいのは、「シュート」部門で1位でありながら、「パスレシーブ」部門でも1位を獲得している点である。これは、彼が最前線でじっとボールを待つのではなく、中盤やハーフスペースに巧みに降りてきてボールを引き出し、チーム全体の攻撃を潤滑に回すリンクマンとしての役割を完璧に遂行していることを示している。 彼の期待ゴール値(xG)は0.843とチーム内で最も高く、すでに1ゴール1アシストという結果を残している。
セレッソ大阪の急造ディフェンスライン(特に負担の大きいディオン・クールズ)は、流動的に動く鈴木のマークを誰が受け渡すのかで大混乱に陥るに違いない。

塩谷司が操る最後方からの極上プレーメイキング

鈴木が前線のオーガナイザーであるならば、チームの最後方と中盤の底からゲームを支配しているのが、経験豊富な塩谷司である。ディフェンダー登録の選手でありながら、彼の攻撃スタッツは常軌を逸している。

塩谷司のCBPランキング(チーム内)ポイント順位
攻撃総合5.331位
パス4.651位
守備総合16.825位
ボール奪取2.323位

攻撃ポイントとパスポイントで堂々のチームトップである。
セレッソ大阪が引いてブロックを固めてきたとしても、塩谷の高精度のロングフィードや、ライン間を切り裂くグラウンダーの縦パスが、ブロックの外側から決定機を演出する。彼がボールを持った瞬間、セレッソの守備陣はプレッシャーをかけるべきか、ステイするべきかの究極の二択を迫られることになり、そこから生じるコンマ数秒のズレを広島のアタッカー陣が見逃すはずがない。

多彩な攻撃オプションと両翼の制圧

鈴木と塩谷という縦のホットラインに加え、サイドからの波状攻撃も広島の強力な武器である。 クロスのスタッツでは、中野就斗がチーム1位(1.08)、東俊希が2位(0.93)と両サイドからの配給が冴え渡っている。特に中野は守備ポイントでも19.33(チーム3位)を記録し、右サイドで無尽蔵のスタミナを見せつけている。

さらに中盤では、川辺駿が攻撃ポイント3.25(4位)、守備ポイント20.02(2位)、ボール奪取1.99(4位)と、まさにボックス・トゥ・ボックスのダイナモとしてピッチを支配。新加入の松本泰志や小原基樹も、それぞれパスやシュートのスタッツで上位に名を連ねており、誰が出ても戦術の質が落ちない分厚い陣容を形成している。 前線にはすでにゴールを挙げているジャーメイン良(xG 0.325)や加藤陸次樹、ドリブルポイントで上位に入る木下康介(0.58)といった役者が控えており4、セレッソの守備陣は90分間、息つく暇もなく殴り続けられることになるだろう。トルガイ・アルスランの負傷欠場は残念なニュースだが、それを補って余りあるタレントが揃っているのが今のサンフレッチェ広島なのだ。

90分間の完全予測:戦術的シナリオとゲーム展開

これまでのすべてのデータ、アベイラビリティ、そして歴史的背景を総合し、明日2月22日のゲームがどのように展開されるのかをフェーズごとに完全予測する。

前半(0分〜45分):広島の圧倒的ポゼッションとセレッソの我慢比べ

ホイッスルが鳴った瞬間から、試合の構図は明確になる。ボールを支配するのはサンフレッチェ広島だ。塩谷司を中心に最終ラインでボールを動かし、中野と東が高い位置を取る。セレッソ大阪はディオン・クールズを中心に自陣深くにブロックを形成し、耐える展開となる。

広島はセレッソの急造ディフェンスラインの連携不足を突くため、鈴木章斗が頻繁にライン間に落ちてボールを引き出す。クールズが鈴木に食いつけば、その裏のスペースへジャーメイン良や川辺駿が猛烈なスプリントで飛び込んでいく。
セレッソの反撃は、チアゴ・アンドラーデや柴山昌也(セレッソの攻撃ポイント1位、3.66pts)の単独突破に限られるだろう。しかし、広島の最終ラインには守備ポイントチーム1位(32.42)のキム・ジュソンと、ボール奪取ポイント1位(3.36)の山﨑大地がそびえ立っており、単発のカウンターは未然に刈り取られる可能性が高い。

後半(45分〜75分):疲労の蓄積とGKへのプレッシャー

後半に入ると、ボールを追いかけ回すセレッソの選手たちの足が止まり始める。ここで広島の監督は、加藤陸次樹や木下康介といったフレッシュなアタッカーを投入し、攻撃のギアをさらに一段階上げる。

この時間帯のキーポイントは、セレッソのGK中村航輔への継続的なプレッシャーである。
1年間のブランクから来る疲労と集中力の低下が見え始める時間帯に、広島は鈴木(シュート5.00)や小原(シュート2.48)がペナルティアーク付近から積極的にミドルシュートを放つ。キャッチしきれずに弾いたボールを、セレッソのディフェンス陣がクリアミスする。そういったカオスな状況から、広島が待望の先制点を奪い取るシーンが容易に想像できる。

終盤(75分〜90分):勝ち切りへの執念が生む明暗

終盤、もし試合が1点差、あるいは同点で推移していた場合、手駒が不足しているセレッソ大阪は、リスクを冒して攻めに出るよりも、まずは失点を防いで手堅く試合を進めるクローズな戦術を選択するだろう。

しかし、開幕から好調を維持しているサンフレッチェ広島は違う。彼らは貪欲に「完全勝利」を狙っている。セレッソが重心を後ろに下げたのを良いことに、塩谷までもが敵陣深くに進出し、怒涛のハーフコートゲームを展開する。最後はサイドからの分厚い攻撃から、ゴール前の混戦を制して追加点を奪い、セレッソの息の根を止める。これが最も確率の高いシナリオである。

結論と勝敗予測:紫の凱歌が大阪に響き渡る

すべての要素を分析し尽くした結果、導き出される結論は一つしかない。

勝敗予測:サンフレッチェ広島の勝利

歴史的にも圧倒的な優位性を誇る「お得意様」であること。最新のCBPデータが示す、リーグ屈指の攻撃的スタッツ。鈴木章斗ら新戦力の見事なフィット。対するセレッソ大阪は、守備の要である田中隼人や絶対的守護神キム・ジンヒョンら主力を大量に欠き、GKには実戦勘に不安を残す中村航輔を起用せざるを得ない野戦病院状態である。

客観的なデータや戦術論をどこからどう切り取っても、サンフレッチェ広島がこの試合を落とす理由は見当たらない。スコアとしては、広島が圧倒的にボールを支配しながらセレッソを押し込み続け、0-2あるいは1-3といった複数得点での勝利が極めて濃厚である。

明日、ヨドコウ桜スタジアムのピッチで躍動するのは、我らがサンフレッチェ広島の選手たちに違いない。アウェイの地へ駆けつけるサポーターたちは、ワクワクしながらキックオフの笛を待てばいい。最新の戦術と圧倒的な個の力が融合した紫のフットボールが、セレッソの堅守を粉砕し、大阪の空に高らかに凱歌を響かせる瞬間は、もう目前に迫っている。

ということで、サンフレッチェ広島の圧倒的な勝利という予測をしてみましたけど、いやどうかなぁ。セレッソ大阪も攻撃的なチームだし、守備ポイントは高いとはいえ、さらにサンフレッチェ広島はちょっと守備に不安がまだ残ってますからね。まあいずれにせよ楽しみです。サンフレッチェ広島が勝つことを祈ります。

スタジアムに行けない人は、ダゾーンDAZNで応援を

にほんブログ村

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次