先日の対福岡戦で4連敗。ゲーム終了直後、エディオンピースウイング広島がサンフレッチェ広島のサポーターからのブーイングに包まれた。
広島では珍しいことだ。
気持ちは分からんでもない。
サンフレッチェ広島は強いクラブとして認識されているし、サポーターやファンたちも、勝ってくれることを願って応援してるんだからね。
しかも、選手たちがスタンドに挨拶する際に、佐々木翔や塩谷司がスタンドに向かってエキサイトする場面があったらしい。心無い野次が飛んだという話もある。その動画がXで拡散された。
広島では本当に珍しいケースだ。

僕はいつも不思議なんだけど、選手を攻撃して楽しいの?
サポーターの意味は「支える人」。であれば支えようよ。
そりゃ4連敗は厳しいなあとは僕も思うよ。
でもさ、
選手を叩くサポーターの人たちに質問するけど、選手叩いて楽しいの?
例えば誰かが、そうだな、小説を書いて直木賞を取ったとする。あるいは紅白歌合戦に出ることが決まったとする。あるいはM-1グランプリで優勝したとする。
するといきなり友達や親戚が増えるらしい。
わかりますよね。
でも、その調子が下がってくると、ボロボロと人は離れていくそうだ。
そんなサポーターになってないですか?
勝つ時は応援する、賛美する。
負けた時は叩く。
こんなのありえないでしょ?
あなたの親友がサンフレッチェ広島の選手だったらどうしますか?
それでも叩きますか?
あなたのやっていることはモラルハラスメントですよ。
キリスト教の教会で結婚式を挙げる時、次のことを誓います。
汝、健やかなる時も、病める時も、
喜びの時も、悲しみの時も、
富める時も、貧しき時も、
これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、
その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?
サッカーのクラブのサポーターも、この精神ですよ。
選手たちは前を向いている
それからもう一つ。少し冷静になって、選手たちの言葉を聞いてほしい。
試合後、ガウル監督はこう言っている。
「道の途中ではあるが、ゴールが奪えるだけのチャンスはあった。守備は少ないピンチで決められてしまった形。そういう意味では自分たちのサッカーはできている」
荒木は前半16分の失点シーンについてこう振り返った。
「ボールを保持している時に奪われて、2次、3次攻撃になってしまった。そこはこれから積み上げていくところ。守備が悪かったという感覚はない」
そして佐々木翔。スタンドでエキサイトした、あの佐々木翔がこう言っている。
「(ピンチの)場面でどう守るのかを明確に、声をかけながらやっていく必要がある。今、そういうところが足りていない」
(出典:中国新聞デジタル「ガウル監督、4連敗に『道の途中、自分たちのサッカーできている』【J1】4月5日福岡戦」)
どうですか。投げやりな言葉が一つでもありますか?
みんな、ちゃんと前を向いてるんですよ。自分たちの課題を理解して、次に向かおうとしている。
確かに4連敗は厳しい。攻撃も守備もガラリと変えている(僕はガラリとだと思っている)途中だから、うまくいかないこともある。
でも試合を見れば、少しずつどころか、結構なスピードで進化してきているのがわかるんじゃないかな。
厳しい時に支える覚悟は、全然ぬるくない
いずれにせよ、優勝するチームって一つですよ。
それ以外のクラブがサッカーを楽しめないなんてことはないわけで。
健やかなる時も、病める時も、どんな時だって、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助ける。それがサポーターじゃないですか。
僕はサンフレッチェ広島のそういう雰囲気が好きなんですよ。
えっ、そんなのぬるいって? だからわかってないんですよ、あなたは。
厳しい時にしっかりサポートをする覚悟。この覚悟を持つことは全然ぬるくないって。むしろすげえって。
次は4月11日、ホームで清水エスパルス戦。
僕はDAZNの前で、いつもと変わらず応援しますよ。
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