福岡×広島プレビュー|今年、広島はまだ福岡に勝っていない。0-1とPK負けの相手に、リーグ最多タイの得点力で挑む【J1第8節・9/19(土)18:00 ベスト電器スタジアム】

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4位と18位。数字の上では大きな差があります

9月19日(土)18:00、ベスト電器スタジアム。J1第8節、アビスパ福岡とサンフレッチェ広島が当たります。中継はDAZN。

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第7節終了時の順位は、広島が4位(勝点14、4勝2分1敗、19得点6失点)、福岡が18位(勝点4、1勝1分5敗、9得点11失点)。勝点差は10です。

広島は前節、セレッソ大阪を6-1で下しました。福岡は前節、清水に0-1で敗れて5試合勝ちなし。表面の数字だけなら、広島が勝って当然の試合に見えます。

ただ、この対戦には一つ、忘れてはいけない事実があります。

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2026年、広島は福岡に勝っていない

今年、両チームは百年構想リーグで2度対戦しています。

4月5日、エディオンピースウイング広島。広島0-1福岡。 16分に橋本悠のゴールで先制され、そのまま追いつけませんでした。当ブログの当時のレビューは、ゴール期待値1.61を記録しながら0点に終わった試合として書いています。

4月29日、ベスト電器スタジアム。福岡2-2広島、PK4-3で福岡。 広島が開始10分で2-0とリードしながら、19分に大迫敬介のキックミスから碓井聖生に1点を返され、後半に見木友哉の約30mのミドルシュートで追いつかれました。福岡は79分から10人。それでも広島は勝ち越せず、PK戦で負けました。

ホームで0-1、アウェイで2点差を追いつかれてPK負け。今年の福岡戦は2試合で勝ちなしです。順位表の10という勝点差は、この相手との相性を何も保証していません。

広島の攻撃はリーグ1位、しかし1トップは誰か

広島の攻撃の数字は、第7節を終えてリーグの一番上にあります。

Jリーグ公式によれば、1試合平均得点2.7。7試合を19得点で、Football LABの集計では町田と並んでリーグ最多タイです。Football LABのゴール期待値(9月14日更新、7試合平均)は2.303でJ1 1位、被ゴール期待値は0.778で最少。両者の差+1.525は、2位の鹿島(+0.760)にほぼ倍の差をつけています。

得点者は鈴木章斗が6、アレーと鮎川峻が3ずつ、中野就斗が2。前節のC大阪戦は鮎川が1トップに入り、6得点。中国新聞の森﨑浩司さんは、鮎川の1トップ起用が的中して攻守に圧倒した試合だと評しています。

ここで問題になるのが、アレーの状態です。C大阪戦は負傷で欠場しました。ガウル監督は前日に欠場を自ら明かし、代役は伏せたまま試合に入って、鮎川を1トップに置いて6点を取りました。福岡戦に戻ってくるのかどうか、この記事を書いている時点では分かりません。前日会見を待ちます。

9月15日には、アバディーンから加入したクシニ・イェンギが入団会見を開きました。中国新聞の見出しは「監督悩ませたい」。攻撃陣に割って入る気概を語ったと伝えられています。ただしC大阪戦の前日、監督はコンディションの面から急ぐ必要はないと明言していました。福岡戦での起用も、まだ先だと見るのが自然です。

福岡は「運が向いていない」チームです

福岡の18位という順位は、内容の数字とずれています。

Football LABのxG差(ゴール期待値−被ゴール期待値)は+0.202で9位。18位のチームが内容では上半分にいる。ゴールは期待値より0.161少なく、失点は期待値より0.331多い。両方の端で数字が悪いほうに転んでいるチームです。

被ゴール期待値1.099は、J1で6番目に少ない。守備の内容は悪くありません。それで11失点しているのは、失点の仕方に理由があります。

西スポWEB OTTO!が清水戦前に伝えたところでは、福岡は直近2試合、第5節浦和戦(2-3)と第6節水戸戦(1-1)で、いずれも後半に失点して逆転・同点を許しています。DF宮大樹は、試合のクローズの場面でボールを失う位置や侵入されていい場所の線引きをチームとしてすり合わせる必要があると課題を挙げ、こう口にしました。

「もっと失点に対してアレルギーを持たないと」

8日の練習後には選手ミーティングも開いたと伝えられています。

そして迎えた清水戦。前半8分にウェリックポポが腰を痛めて名古新太郎と交代、前半30分には深澤大輝が左脚を負傷して上島拓巳に代わりました。早々に交代カードを2枚使う展開で、それでも0-0で耐えていたところを、後半26分に嶋本悠大に決められて0-1。6試合ぶりの無得点で、清水のホームでは2000年以来勝てていない記録も更新しました。

塚原真也監督は試合後、こう語っています。

「勝ち点3を取り切れず、非常に今現在、苦しい状況にいる」

上島拓巳が戻ってきた

清水戦でひとつ、福岡にとって明るい材料がありました。

上島拓巳の今季初出場です。8月20日に今季のキャプテンに就任しながら、状態不良で開幕から別メニュー。深澤の負傷でスクランブル投入され、そこから守備陣が拮抗した展開を維持したと西スポは伝えています。

福岡の守備の背骨が、ようやくピッチに戻った。広島が向き合うのは、清水戦の後半の福岡です。ウェリックポポと深澤の状態は不明ですが、上島が先発から出てくるなら、4月に広島を抑えた守備に近づきます。

走る福岡、持つ広島

Jリーグ公式のクラブページに、両チームの平均スタッツが並んでいます。並べると、性格の違いがはっきり見えます。

項目広島(7試合)福岡(6試合)
1試合平均得点2.71.5
1試合平均パス544.7373.2
平均ボール保持率53.5%45.2%
1試合平均走行距離110km117km
1試合平均スプリント101106
無失点試合31

広島はパスが170本多く、保持率も8ポイント上。一方で走行距離は福岡が7km、スプリントは5回多い。持って崩す広島と、走って奪う福岡。福岡は自分たちがボールを持たない前提で試合を組み立てているチームです。

4月5日の0-1は、まさにその形でした。広島がゴール期待値1.61を作りながら0点。福岡は少ないチャンスの一つを橋本が決めて、あとは守り切った。同じ絵を福岡は描いてくるでしょう。

広島にとっての問いは、C大阪戦の6点をどうやって取ったかです。あの試合、C大阪は攻守の入れ替わりの激しいオープンな展開を望んでいました。福岡はそれを望みません。引いて走る相手を、どこでこじ開けるか。

福岡で警戒すべき選手

師岡柊生(FW・13番)。鹿島から加入して今季3得点、福岡の9得点の3分の1です。少ないチャンスを決める役割は、この選手にあります。

橋本悠(DF・47番)。4月5日に広島から決勝点を奪った選手です。Jリーグ公式の注目選手欄にも名前が挙がっています。

見木友哉(MF・11番)。4月29日にこのスタジアムで広島から同点ゴールを奪った選手です。清水戦でもペナルティエリアの外から積極的にシュートを放ち、ボールを持たれる時間帯でも存在感を示したと伝えられています。福岡の攻撃の出口です。

この試合のあと、リーグ戦は3週間空きます

広島の日程を見ると、福岡戦の次のリーグ戦は10月11日の東京V戦(アウェイ・味の素スタジアム)。間に9月29日のルヴァンカップ栃木シティ戦と、10月7日の天皇杯いわきFC戦が入ります。

つまり、この試合の結果を持って3週間の中断に入ります。勝てば勝点17で首位争いに残ったまま、負ければ順位を落とす可能性を抱えたまま、10月まで動けない。中断前の一戦です。

数字はどちらに傾いているか

このブログのDixon-Colesモデル(v3.7、第7節までの268試合で学習)は、この試合を広島勝ち66.8%、引き分け17.9%、福岡勝ち15.3%と見ています。今節の13試合で最も高い数字で、総合力ランキングでも広島は1位(+0.433)に戻りました。

xGはモデルと同じ方向をより強く指しています。広島+1.525対福岡+0.202。差は1.3以上。

ただし、二つ書いておきます。

一つは、この数字はC大阪戦の6-1を含んだ数字だということ。1試合で得点が6点乗った直後の期待値は、その分だけ上に振れています。

もう一つは、モデルの本命60%超が今シーズン15試合中6試合しか当たっていないということ。66.8%は「3回に1回は外れる」の意味です。そして相手は、今年2試合で広島が勝てていない福岡です。

予想

広島の2-1、あるいは1-0。そう見ています。

理由は三つです。広島の攻撃の数字がリーグ1位で、C大阪戦で1トップの解が一つ見つかったこと。福岡が5試合勝ちなしで、負傷者を抱えて前節を戦ったこと。そして福岡の直近2試合の失点がいずれも後半で、90分間走り切る福岡の形が、最後に切れやすいこと。

不安材料も三つ。アレーの可否が分からないこと。福岡の守備の内容(被xG)は実は悪くなく、上島が戻ったこと。そして4月に同じスタジアムで、2-0から追いつかれたこと。

0-1という絵も、十分に描けます。4月5日と同じ絵です。

キックオフは9月19日(土)18:00。ベスト電器スタジアム。中継はDAZN。

🎫 この試合はtoto第1654回の対象(No.1)。締切は9/19(土)17:50
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参考・出典

  • Jリーグ公式「福岡 vs 広島(2026年9月19日)」(https://www.jleague.jp/match/j1/2026/091903/)※日時・会場・順位・得点ランキング・注目選手・直近対戦
  • Jリーグ公式「サンフレッチェ広島」クラブページ(https://www.jleague.jp/club/hiroshima/)※平均スタッツ(9月17日更新)
  • Jリーグ公式「アビスパ福岡」クラブページ(https://www.jleague.jp/club/fukuoka/)※平均スタッツ(9月12日更新)、監督、スタジアム収容数
  • サンフレッチェ広島オフィシャルサイト「試合日程/結果」(https://www.sanfrecce.co.jp/matches/results)※今後の日程、放映
  • Football LAB「2026/27 J1 ゴール期待値」(https://www.football-lab.jp/summary/team_ranking/j1?data=expected&year=2026)※2026年9月14日更新・7試合平均
  • 西スポWEB OTTO!(Yahoo!ニュース配信)「アビスパ福岡にさらなる試練… 敵地で清水に0―1惜敗で5戦連続白星なし 負傷後退も続出」「『非常に今現在、苦しい状況にいる』開幕1カ月で勝ち点4 5試合白星なしのJ1アビスパ福岡 2選手が負傷交代のスクランブル」(2026年9月12日)※負傷交代、上島の今季初出場、塚原監督コメント
  • 同「『もっと失点に対してアレルギーを持たないと』 J1福岡が〝鬼門〟で26年ぶり白星へ 朗報は主将の帰還【清水戦見どころ】」(2026年9月12日)※宮大樹コメント、直近2試合の終盤失点、選手ミーティング
  • 清水エスパルス公式「アビスパ福岡戦(2026年9月12日)レポート」(https://www.s-pulse.co.jp/games/report/2026091203)※嶋本悠大の決勝点
  • 中国新聞デジタル「鮎川1トップが的中 6ゴール奪い攻守に圧倒 9月12日C大阪戦【サンフレ 森﨑浩司の熱紫線】」「新外国人FWイエンギクシニが入団会見 『監督悩ませたい』攻撃陣に割って入る気概」(2026年9月14日・15日)
  • アビスパ福岡公式サイト ニュース一覧※9/19広島戦の各イベント
  • 当ブログ「ゴール期待値1.61でも0点――広島0-1福岡|J1第9節レビュー」(2026年4月5日)
  • 当ブログ「2-0から悪夢のPK負け――福岡2-2(PK4-3)広島|第13節レビュー」(2026年4月29日)
  • 当ブログ「第1654回toto予想」(https://sanfrecce-hiroshima.com/toto-1654-prediction-20260916/)※Dixon-Coles v3.7の確率、総合力、60%超の累積
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