J1百年構想リーグ WESTグループ第13節
2026年4月29日(水・祝)14:03キックオフ
ベスト電器スタジアム(福岡)|入場者数:11,200人
天候:曇り|気温:19.9℃
主審:飯田淳平
アビスパ福岡 2-2(PK 4-3)サンフレッチェ広島

| 時間 | スコア | 得点者 |
|---|---|---|
| 前半4分 | 0-1 | 中野就斗(広島) |
| 前半10分 | 0-2 | 東俊希(広島) |
| 前半19分 | 1-2 | 碓井聖生(福岡)※大迫のキックミスから |
| 後半27分(72分) | 2-2 | 見木友哉(福岡)※約30mミドルシュート |
勝てる試合だったんです。
開始10分で2-0。xGは1.62 vs 0.76。シュート15本 vs 11本。相手は79分から10人——。
数字だけ見れば、広島が勝って当然の試合でした。
でも、勝てなかった。
4分の中野就斗の先制ゴール、10分の東俊希のダイレクトシュート。完璧な立ち上がりから始まったはずの試合が、大迫敬介のキックミスをきっかけに、じわじわと福岡に勢いを奪われていきます。そして72分、見木友哉の30mスーパーミドルが突き刺さった瞬間、スタジアムの空気は完全に逆転しました。
PK戦4-3。福岡の勝利。
広島にとっては、勝ち点3はおろか勝ち点2すら手元に残らなかった、もったいなさすぎる一戦です。第9節の0-1に続き、福岡には今季2連敗。「0-1の屈辱を晴らす」はずだった試合で、さらに深い傷を負うことになりました。
前半——完璧な10分間と「一本のキックミス」
4分:中野就斗の先制弾
試合の入りは完璧でした。
広島は序盤からハイプレスをかけ、福岡にビルドアップの余裕を与えません。4分、右サイドからの攻撃を起点に、中野就斗がゴール。3連勝の勢いそのままに、アウェイで先制します。
10分:東俊希のダイレクトシュート
さらに6分後。左ウイングバックの東俊希がダイレクトで仕留めて2-0。東のゴールは今季の好調ぶりを象徴するような一撃でした。
開始10分で2-0。この時点では「今日は前半で試合を決められるかもしれない」と思えるほどの内容でした。解説の若林さんも「広島が前半から試合を決めてしまうような展開になるのかなと思った」と振り返っています。
19分:大迫のキックミスが、すべてを変えた
しかし、ここから試合の空気が一変します。
19分、大迫敬介が自陣深い位置でキックを蹴り出そうとした瞬間、碓井聖生が猛烈なプレスでボールを奪取。そのまま冷静にゴールに流し込んで1-2。日本代表GKのキックミスから、福岡に生命線を与えてしまいました。
大迫本人も試合後、「流れが良かったのに、難しい試合にしてしまった」「判断が良くなかった」と悔やんでいます。
この1点が試合の構造を根本から変えました。碓井のゴール以降、福岡は明らかに自信を取り戻し、前半終盤にはゴール前での決定機も作り出しています。
27分:VARがPKを取り消し——広島は救われた
前半27分、ペナルティエリア内でのプレーに対し、主審・飯田淳平がPKのジャッジを下しました。しかしVARが介入し、確認の結果ノーファウルに変更。
広島からすれば救われた場面でした。もしここでPKが決まっていたら、前半のうちに2-2になっていた可能性もあったわけです。
前半終了:2-1、広島リード
前半のアディショナルタイムも使いながら、福岡はさらにセットプレーからトリックを仕掛けます。右からのコーナーキックで変化をつけてファーサイドを狙いますが、ここはオフサイド。
2-1で折り返し。広島がリードしているとはいえ、19分の失点以降、試合の主導権は確実に福岡へと傾いていました。
後半——「2-0の罠」にはまった広島
ガウルの決断:ハーフタイムで2枚替え
ガウル監督は後半開始から2枚の交代カードを切ります。
- 塩谷司 → 山崎大地
- 中島洋太朗 → ジャーメイン良
前半の中盤の不安定さを解消するための手を打ったものの、試合の流れを変えるには至りませんでした。
59分:残る前線2枚も入れ替え
59分には、さらに2枚替え。
- 木下康介 → 鈴木章斗
- 加藤陸次樹 → 前田直輝
ハーフタイムの中島洋太朗に続き、これでスタメンの前線3枚(中島・木下・加藤)がすべて入れ替わったことになります。フレッシュな推進力で3点目を狙います。しかし、チャンスは作るものの決めきれない展開が続きます。
72分:見木友哉のスーパーミドル——年間ベストゴール級の一撃
そして72分、この試合のハイライトが訪れます。
見木友哉が約30mの距離からアウト回転のミドルシュート。ボールは美しい弧を描いて右上隅に突き刺さりました。
「あれを意図的にアウトにかけていた」と試合後のインタビューで見木本人が語ったように、これは偶然の産物ではありません。解説も「あの距離でゴールをねじ込めるイメージを持てるのはワールドクラス」と絶賛。まさに年間ベストゴール候補と呼べる一撃でした。
大迫にとっても、この距離からのアウト回転シュートはノーチャンス。GKのミスとは言えません。ただ、純粋に打った見木がすごかった。
2-2。ベスト電器スタジアムが揺れます。
75分〜:東俊希に代えてトルガイ・アルスラン
75分、東俊希を下げてトルガイ・アルスランを投入。過密日程を見据えた交代でもあり、これで前線3枚に加えてLWBの東も交代。スタメンの攻撃的なポジションの選手はほぼ総入れ替えとなりました。
79分:名古新太郎に一発レッド——福岡が10人に
79分、福岡の名古新太郎が足裏でのタックルを見せます。主審は当初イエローカードを提示しましたが、VARが介入。モニター確認の結果、レッドカードに変更となり、名古は一発退場。
福岡が10人になりました。残り10分以上、広島が数的優位——。
それでも3点目は入らない
85分にはジャーメイン良を下げて小原基樹を投入。最後の交代カードを使い切り、計6枚の交代で3点目を狙いに行きます。
しかし、10人の福岡は体を張り続けます。前半から指摘されていた「福岡は我々がギアを落とすことを許してくれる甘いチームではない」(ガウル監督)という言葉が、まさに現実となりました。
広島は最後までゴールを目指し続けましたが、肝心の3点目が遠く、90分間では決着がつきませんでした。
PK戦——大迫の奮闘も、報われず
PK戦に突入。大迫敬介が意地を見せます。
福岡の3人目・岡哲平のキックをセーブ。続く4人目・宮大樹のキックもストップ。2本連続セーブという離れ業で、チームに流れを引き寄せようとしました。
しかし、広島の4人目は福岡GK藤田和輝にセーブされ、5人目は無情にも左ポストを直撃。5人ずつ蹴り終えて3-3の同点に。
サドンデスに入った6人目、広島のキックは藤田に止められ、福岡の橋本悠が冷静に決めてPK4-3。
大迫は開始19分のキックミスという「借り」をPK戦で返そうとしましたが、チーム全体の結果には結びつきませんでした。ある意味、この試合を象徴するような、ちぐはぐさが最後まで続いた印象です。
スタッツ比較
| 項目 | 福岡 | 広島 |
|---|---|---|
| シュート | 11 | 15 |
| 枠内シュート | 9 | 9 |
| ゴール期待値(xG) | 0.76 | 1.62 |
| ボール支配率 | 45% | 55% |
| パス(成功率) | 382(74%) | 500(77%) |
| オフサイド | 4 | 0 |
| コーナーキック | 3 | 3 |
| ファウル | 11 | 13 |
| 警告 / 退場 | 2 / 1 | 2 / 0 |
| ボール奪取回数 | 59 | 50 |
アタッキングサイド
| チーム | 左 | 中央 | 右 |
|---|---|---|---|
| 福岡 | 41% | 28% | 31% |
| 広島 | 38% | 23% | 39% |
ボール奪取位置
| エリア | 福岡 | 広島 |
|---|---|---|
| AT(アタッキングサード) | 12% | 14% |
| MT(ミドルサード) | 37% | 28% |
| DT(ディフェンシブサード) | 51% | 58% |
個人スタッツ(主要選手)
シュート数
| 福岡 | 本数 | 広島 | 本数 |
|---|---|---|---|
| 碓井聖生 | 4 | 荒木隼人 | 3 |
| 名古新太郎 | 2 | 加藤陸次樹 | 3 |
| 辻岡佑真 | 1 | 東俊希 | 2 |
| 見木友哉 | 1 | 鈴木章斗 | 2 |
走行距離(上位)
| 福岡 | km | 広島 | km |
|---|---|---|---|
| 辻岡佑真 | 11.8 | 松本泰志 | 12.1 |
| 見木友哉 | 11.7 | 中野就斗 | 11.0 |
| 橋本悠 | 11.6 | 新井直人 | 10.9 |
スプリント回数(上位)
| 福岡 | 回数 | 広島 | 回数 |
|---|---|---|---|
| 橋本悠 | 23 | 中野就斗 | 17 |
| 重見柾斗 | 20 | 新井直人 | 16 |
| 名古新太郎 | 13 | 東俊希 | 15 |
分析——なぜ広島は勝てなかったのか
1. 大迫のキックミスが「試合の構造」を変えた
この試合を語るうえで、19分の失点は避けて通れません。
2-0で完全に試合をコントロールしていた広島が、大迫のキックミス一本で流れを失いました。ガウル監督も試合後に「2-0というスコアはメンタル的に危険なスコア」「1点を返されたことで相手にペースとスペースを与えすぎてしまった」と語っています。
重要なのは、あのミスが単なる1失点では終わらなかったことです。碓井のゴール以降、広島は明らかに「簡単なボールロスト」が増えました。ガウル監督の言葉を借りれば、「少し『これで安全だ』と安心してしまい、簡単なボールロストが増えたことが最大の要因」。
つまり、大迫のキックミスは1点を失った以上に、チーム全体の集中力とテンポを崩壊させるトリガーになった。そこが問題なのです。
2. ボランチの人材不足——塩谷ではカバーしきれない中盤
この試合のもうひとつの構造的な問題は、中盤の強度不足です。
川辺駿が体調不良でメンバー外となり、ボランチは松本泰志と塩谷司のコンビ。塩谷は経験豊富なベテランですが、本来はセンターバックの選手です。ボランチとして求められる「中盤でのボール奪取力」「プレスの強度」「攻守の素早い切り替え」という部分では、やはり本職の川辺と比べると物足りない。
スタッツがそれを裏付けています。広島のボール奪取位置はディフェンシブサード(自陣深い位置)が58%と、福岡の51%を上回っています。逆にミドルサード(中盤)での奪取は28%にとどまり、福岡の37%に大きく劣ります。
つまり、中盤のフィルターが機能せず、ボールを前で奪えていない。福岡にミドルサードで主導権を握られ、広島は自陣深くまで押し込まれてからようやく対応する——という後手の展開になっていたわけです。
ガウル監督が後半開始と同時に塩谷を下げたのは、この中盤の課題を認識してのことだったのでしょう。ただ、代わりに入った山崎大地もDFの選手であり、根本的な解決にはなりませんでした。
ボランチの層が薄いという問題は、今後の過密日程を考えると深刻です。川辺の早期復帰が待たれます。
3.「2-0の罠」——安心がボールロストを招く
2-0というスコアは「最も危険なリード」としばしば語られます。この試合はまさにその典型でした。
広島の支配率55%、パス成功率77%という数字は悪くありません。しかし、福岡のボール奪取回数が59回で広島の50回を上回っていることが示すように、広島は相手にボールを渡してしまう回数が多かったのです。
特に後半、福岡は左サイド(攻撃の41%)を中心に圧力をかけ続けました。広島は福岡のプレスに対してボールを簡単に失い続け、ガウル監督の言葉どおり「彼らの勢いと素晴らしいプレスに完全に飲まれてしまった」状態に陥りました。
4. 見木友哉の「ワールドクラスの一撃」
72分の同点ゴールについては、正直に書きます。防ぎようがなかった。
約30mの距離から、意図的にアウト回転をかけたシュートが右上隅に吸い込まれていく——。解説が「ワールドクラス」と評したのは大げさではありません。日本のリーグで、あの距離からあの精度のシュートを枠に飛ばせる選手はそう多くない。
見木本人がインタビューで「意図的にアウトにかけていた」と語っていたことが印象的でした。偶然ではなく、明確にゴールのイメージを持って蹴っている。広島としては、この1本に関しては「相手を褒めるしかない」というのが正直なところでしょう。
5. 10人の福岡を仕留められない——「3点目の呪い」
79分に名古新太郎が一発退場(足裏のタックル、VAR確認後にイエローからレッドに変更)となり、福岡は10人に。
残り10分以上、数的優位の状況で3点目を奪えなかった。これがこの試合の最大の課題です。
ガウル監督はこう語っています。
「判定について思うこともありますが、相手が1人少ない状況で3点目を奪い、試合を終わらせることができなかったのは我々自身の大きな課題だと受け止めています」
この試合でのxG 1.62に対して実際のゴールは2。第9節の福岡戦ではxG 1.61で0ゴール。福岡を相手にすると、期待値ほどゴールが入らない傾向がはっきりと見えてきます。
6. 松本泰志、孤軍奮闘の12.1km
暗い話ばかりではありません。
松本泰志の走行距離12.1kmは両チームトップでした。ボランチとして攻守にわたって走り続け、ボールの回収も、前への運びも、チームの中で最も存在感のある働きを見せていました。解説も「攻守にわたって存在感が非常に大きかった」「広島にとって欠かせない選手」と高く評価。
ただ、松本一人の奮闘では、中盤全体の課題をカバーしきれなかった。それがこの試合の現実です。
ガウル監督コメント(試合後)
Q:本日の試合の総括
試合の入りは非常に良く、2-0とリードして、さらに3点目を奪う決定的なチャンスもありました。しかし「2-0」というスコアはメンタル的に危険なスコアでもあります。1点を返されたことで相手にペースとスペースを与えすぎてしまいました。後半もチャンスは作りましたが、3点目を取り切れなかったことが相手に付け入る隙を与えてしまったと思います。判定について思うこともありますが、相手が1人少ない状況で3点目を奪い、試合を終わらせることができなかったのは我々自身の大きな課題だと受け止めています。
Q:2点リードした後、押し込まれてしまった要因について
2点をリードしたことで、少し「これで安全だ」と安心してしまい、簡単なボールロストが増えてしまったことが最大の要因です。ボールを簡単に失えば、当然ゲームのコントロールも失います。さらに、福岡は我々がギアを落とすことを許してくれるような甘いチームではありません。彼らの勢いと素晴らしいプレスに完全に飲まれてしまいました。簡単にボールを失い続けた結果、相手に主導権を握られる時間が長くなってしまったのだと思います。
Q:後半の選手交代の意図
過密日程の中で、イエローカードをもらっている選手のリスク管理や、選手の疲労状態を考慮しました。2日後にはすぐに次の試合も控えていますし、ピッチにフレッシュなエネルギーを注入したいと考えました。全選手が毎試合90分間プレーし続けることは不可能ですから、目の前の試合だけでなく全体の状況を見据えたものでした。
スタメン・交代
サンフレッチェ広島(3-4-2-1)
スタメン
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 1 | 大迫敬介 |
| CB | 15 | 中野就斗 |
| CB | 4 | 荒木隼人 |
| CB | 19 | 佐々木翔 |
| RWB | 13 | 新井直人 |
| DMF | 14 | 松本泰志 |
| DMF | 33 | 塩谷司 |
| LWB | 24 | 東俊希 |
| シャドー | 35 | 中島洋太朗 |
| シャドー | 17 | 木下康介 |
| CF | 11 | 加藤陸次樹 |
交代
| 時間 | OUT | IN |
|---|---|---|
| 46分 | 塩谷司 | 山崎大地 |
| 46分 | 中島洋太朗 | ジャーメイン良 |
| 59分 | 木下康介 | 鈴木章斗 |
| 59分 | 加藤陸次樹 | 前田直輝 |
| 75分 | 東俊希 | トルガイ・アルスラン |
| 85分 | ジャーメイン良 | 小原基樹 |
アビスパ福岡
スタメン
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 41 | 藤田和輝 |
| DF | 5 | 上島拓巳 |
| DF | 37 | 田代雅也 |
| DF | 15 | 辻岡佑真 |
| MF | 47 | 橋本悠 |
| MF | 34 | 椎橋慧也 |
| MF | 29 | 前嶋洋太 |
| MF | 11 | 見木友哉 |
| FW | 6 | 重見柾斗 |
| FW | 7 | 碓井聖生 |
| FW | 14 | 名古新太郎 |
交代
| 時間 | OUT | IN |
|---|---|---|
| 19分 | 椎橋慧也 | 北島祐二 |
| 19分 | 田代雅也 | 岡哲平 |
| 63分 | 重見柾斗 | 鶴野怜樹 |
| 79分 | 前嶋洋太 | 宮大樹 |
| 79分 | 碓井聖生 | 道脇豊 |
| 90+4分 | 見木友哉 | 奥野耕平 |
カード
| 時間 | 選手 | チーム | 種類 |
|---|---|---|---|
| 18分 | 中島洋太朗 | 広島 | イエロー |
| 63分 | 上島拓巳 | 福岡 | イエロー |
| 79分 | 名古新太郎 | 福岡 | レッド(VAR確認後、イエロー→レッドに変更) |
| 88分 | 辻岡佑真 | 福岡 | イエロー |
| 90+7分 | 小原基樹 | 広島 | イエロー |
WEST順位表(第13節終了時点)
| 順位 | クラブ | 勝点 | 試合 | 勝 | PK勝 | PK負 | 負 | 得点 | 失点 | 得失差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ヴィッセル神戸 | 26 | 12 | 7 | 1 | 3 | 1 | 22 | 10 | +12 |
| 2 | 名古屋グランパス | 22 | 13 | 5 | 2 | 3 | 3 | 21 | 16 | +5 |
| 3 | ガンバ大阪 | 22 | 14 | 3 | 5 | 3 | 3 | 18 | 18 | 0 |
| 4 | サンフレッチェ広島 | 20 | 13 | 5 | 2 | 1 | 5 | 19 | 17 | +2 |
| 5 | 京都サンガF.C. | 19 | 12 | 4 | 3 | 1 | 4 | 16 | 15 | +1 |
| 6 | セレッソ大阪 | 19 | 13 | 4 | 3 | 1 | 5 | 12 | 12 | 0 |
| 7 | 清水エスパルス | 17 | 13 | 3 | 2 | 4 | 4 | 14 | 14 | 0 |
| 8 | ファジアーノ岡山 | 17 | 13 | 3 | 2 | 4 | 4 | 15 | 20 | -5 |
| 9 | アビスパ福岡 | 17 | 14 | 3 | 3 | 2 | 6 | 14 | 23 | -9 |
| 10 | V・ファーレン長崎 | 16 | 13 | 5 | 0 | 1 | 7 | 13 | 19 | -6 |
※PK勝ち=勝ち点2、PK負け=勝ち点1
広島は首位・神戸と6ポイント差の4位。3連勝で勢いに乗っていただけに、ここでの勝ち点2ロス(勝ち点3ではなく1)は痛いです。
まとめ——「3点目の呪い」を断ち切れるか
2-0から追いつかれてPK負け。書いているだけで胃が痛くなるような結果です。
でも、この試合から学べることは多い。
大迫のキックミスが流れを変えたのは事実ですが、本質的な問題はその後にあります。1点を返された後に「安心」が油断を生み、簡単なボールロストが増え、中盤の強度不足が露呈し、福岡のプレスに飲まれていった。2-0というスコアが、チーム全体の緊張感を緩めてしまった。
ガウル監督が「3点目を奪い、試合を終わらせることができなかったのは我々自身の大きな課題」と語った言葉は、そのまま今季の広島の課題を映し出しています。第9節の福岡戦ではxG 1.61で0ゴール、この試合ではxG 1.62で2ゴール。チャンスを作る力はあるのに、決めきれない——この「あと一歩」が、ずっと広島につきまとっています。
そしてボランチの層の薄さ。川辺駿が欠場した穴を塩谷が埋めるのは、やはり限界があります。過密日程の中で川辺の早期復帰がなければ、同じ問題が繰り返される可能性は高い。
次節は5月2日、アウェイでファジアーノ岡山戦。中2日の厳しい日程です。
今日の悔しさを、岡山で晴らしてほしい。僕はそう願っています。
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