広島vs長崎プレビュー|xGリーグ2位の広島が2連敗・無得点の長崎を迎え撃つ。4連敗ストップの次に必要なのは「90分の勝利」【第11節】

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J1百年構想リーグ WEST第11節|2026年4月18日(土)14:00キックオフ
エディオンピースウイング広島

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目次

試合情報

項目内容
対戦サンフレッチェ広島(WEST 7位)vs V・ファーレン長崎(WEST 8位)
日時2026年4月18日(土)14:00
会場エディオンピースウイング広島
放送DAZN

前節までの成績

広島長崎
順位WEST 7位WEST 8位
勝点13(10試合)12(10試合)
成績3勝2PK勝0PK負5敗4勝0PK勝0PK負6敗
得点13(1.30/試合)10(1.00/試合)
失点14(1.40/試合)15(1.50/試合)
直近PK勝ちで4連敗ストップ2連敗中・2試合連続無得点
xG1.734(リーグ2位)0.993(19位)

広島の現状——PK勝ちで止まった連敗。次に必要なのは「90分の勝利」

前節の清水戦、広島はxG3.46、シュート21本で圧倒した。それで90分のスコアは1-1。もう笑うしかない。

でも、木下康介の同点弾でPK戦に持ち込み、5-4で勝って4連敗をストップした。勝点2を拾ったことは大きい。清水の吉田監督に「単純にパワー負け」と言わしめた内容は、間違いなく前に進んでいる。

問題は、まだ「90分の勝利」がないことだ。

直近6試合を振り返ると——

相手スコアシュート枠内xG
6G大阪(H)2-0 ○164
7名古屋(A)1-2 ●153
5神戸(A)1-2 ●112
8清水(A)1-3 ●165
9福岡(H)0-1 ●1641.61
10清水(H)1-1(PK勝)2153.46

最後に90分で勝ったのは第6節のG大阪戦(3月14日)。もう1ヶ月以上前だ。

xGリーグ2位、シュート数リーグ1位、チャンス構築率リーグ1位。ガウル監督のサッカーが「チャンスを作る」段階では完全に機能しているのは数字が証明している。あとは決めるだけ。その「あとは決めるだけ」が、ずっと遠い。

この長崎戦で90分の勝利をもぎ取れるか。それが広島にとっての最大のテーマだ。


長崎の現状——J1の壁、直近2連敗・無得点

8年ぶりにJ1に帰ってきたV・ファーレン長崎。ジャパネットグループが総額1000億円を投じた長崎スタジアムシティのピーススタジアムを本拠地に、高木琢也監督のもと「長崎旋風」を掲げて開幕に臨んだ。

しかし、J1の壁は厚い。

山口蛍が「その差は結構ある」と語ったように、10試合で4勝6敗、勝点12のWEST 8位。そして直近が深刻だ。

相手スコアシュート枠内
8岡山(A)1-0 ○
9清水(H)0-3 ●
10福岡(A)0-1 ●

2連敗、しかも2試合連続無得点。 第9節の清水戦では開始7秒で失点するという衝撃的な立ち上がりで、前半だけで3失点。チームのメンタルにも影響が残っているだろう。

xG0.993はリーグ19位。シュート数9.8本/試合も19位。攻撃に関する数字がほぼリーグ最下位クラスで、得点力不足が深刻だ。

ただし、長崎を侮ってはいけない理由がある。守備CBPがリーグ3位という粘り強さ。少ないチャンスを確実に仕留めるシュート成功率10.2%。そしてマテウス・ジェズスという4得点2アシストの大黒柱がいる。

崩れるときは一気に崩れるが、噛み合えば強い。それがこの長崎というチームだ。


今季第1節を振り返る——広島3-1長崎(2月6日・PEACE STADIUM)

長崎広島
スコア13
シュート1118
枠内シュート15
CK15

長崎のJ1復帰戦を、広島が粉砕した。

35分に中野就斗が先制し、後半に入ると50分に鈴木章斗、54分に川辺駿と畳みかけた。広島の攻撃は圧巻だった。長崎は81分にマテウス・ジェズスが意地の1点を返したものの、90分を通じて枠内シュートわずか1本では勝負にならなかった。

あの試合から2ヶ月余り。両チームの状態は大きく変わった。広島は4連敗を経験し、長崎もJ1の洗礼を浴びた。第1節の力関係がそのまま通用するとは限らない。

長崎にとっては「最初にやられた相手」へのリベンジマッチ。高木監督がどんな修正を施してくるか、注目だ。


第11節の注目ポイント

1. 広島のxG「揺り戻し」は今度こそ来るか

前節清水戦のxG3.46は衝撃的な数字だった。シュート21本を放ちながら1-1。

でも、裏を返せばあの質のチャンスを作り続けられるなら、いつかゴールは量産できるということだ。サッカーの統計では、xGと実得点の乖離は長期的に修正される。

今節の相手・長崎の被xGは1.483。清水(被xG1.453)より守備が甘い。広島のxG1.734の攻撃力をぶつければ、数字上はゴールが生まれないはずがない。

2. ミラーマッチ——3-4-2-1同士の噛み合わせ

広島も長崎も基本フォーメーションは3-4-2-1。ミラーマッチになる可能性が高い。

同じシステム同士の対戦では、個の質とポジショニングの精度で差がつく。広島の方がシュート数、xG、チャンス構築率で圧倒的に上回っているが、長崎も3バック同士だからこそ、ウイングバックの攻防が鍵になる。

3. 川辺駿 vs 山口蛍——中盤の主導権争い

第1節で川辺駿がゴールを決めた。長崎の山口蛍は元日本代表の経験値でチームを統率する。

広島が中盤を支配できれば試合はコントロールできる。逆に山口蛍に中盤を制圧されると、長崎の粘り強い守備にハマる展開になりかねない。

4. マテウス・ジェズスを止められるか

長崎の攻撃はマテウス・ジェズスに集約されている。4得点2アシスト、全試合フル出場900分。シュート24本はチームダントツ。2025年J2 MVPの実力は伊達じゃない。

第1節でも広島から1点を奪った男だ。長崎が得点するとすれば、この男から。広島のDF陣はマテウス・ジェズスを自由にさせないことが最低条件になる。

5. 木下康介の好調——切り札か、先発か

前節清水戦で同点ゴールを決めた木下康介。途中出場から流れを変える「切り札」として機能しているが、このゴールでスタメン起用もあり得る。

ガウル監督がどう使うか。先発で出して勢いに乗せるか、後半の切り札として温存するか。決定力不足に苦しむ広島にとって、好調な選手をどう活かすかは悩ましい判断だ。


データ比較

指標広島長崎優位
xG(攻撃)1.7340.993広島
被xG(守備)1.1871.483広島
実得点/試合1.301.00広島
実失点/試合1.401.50広島
シュート/試合16.3(1位)9.8(19位)広島
枠内シュート/試合3.83.2広島
シュート成功率8.0%10.2%長崎
支配率53.1%49.4%広島
チャンス構築率13.0%(1位)8.3%(18位)広島
守備CBP115.78(19位)146.30(3位)長崎

数字は広島がほぼ全面的に上回っている。唯一、長崎が光るのは守備CBP3位という粘り強さと、シュート成功率。少ないチャンスでも確実に仕留める力がある。

ただし、xGの差は歴然だ。広島1.734 vs 長崎0.993。攻撃力は1.7倍の差がある。


予想スコア

広島 2-0 長崎

根拠は三つ。

一つはxGの圧倒的な差。広島のxG1.734に対して長崎は0.993。攻撃の質が1.7倍違うチーム同士の対戦で、ホームの広島がチャンスを多く作るのは間違いない。そして前節清水戦でxG3.46を記録した攻撃力の「揺り戻し」がそろそろ来る。

二つは長崎の2連敗・2試合連続無得点。清水戦の開始7秒失点からメンタルが立て直せているか不透明だ。攻撃のxG0.993は、長崎が広島のゴールを脅かすには心もとない。

三つは過去の対戦成績。広島vs長崎は通算3戦全勝。今季第1節も3-1で圧勝している。相性の良さは数字が裏付けている。

不安要素があるとすれば、広島自身の決定力だ。xG3.46で1-1だった前節を考えると、チャンスを作っても決められない展開は十分にあり得る。それでも、長崎の攻撃力を考えれば無失点で抑えられる可能性は高い。広島のホーム失点は1.0/試合とまずまずの安定感がある。

4連敗を止めた次は、90分の勝利だ。Eピースの声援を背に、サンフレッチェが本来の姿を取り戻す試合にしてほしい。


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