サンフレッチェ広島の選手たち

「サヨナラは言いません。ありがとう。そして行ってきます。」  さらば佐藤寿人 公式サイトに掲載された寿人の挨拶文を読んで。

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また、泣けた。
そして、希望が灯った。

寿人の名古屋グランパス行きが、サンフレッチェ広島と名古屋と、両クラブから正式に発表された。
そして、寿人のコメントが出た。
サンフレッチェの公式にも出たし、寿人自身のブログにも出た。ブログは公式サイトのコメントの転載と言うカタチだったけど。

私は、これほどまでに、考え抜かれた、そして心のこもった挨拶の文章を読んだことがない。
そこまで、寿人の言葉は一つ一つ私の心を打った。
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私たちは、なぜ、寿人に心を打たれるのか、寿人を失うことがなぜ、ここまで苦しいのか……
それは、寿人はサンフレッチェ広島に12年間尽くしてくれてきたからだ。
犠牲とは言わない。しかし、ある局面から見れば、それに近くもある。
日本代表を争っていた頃、サンフレッチェ広島はJ2に落ちた。J2のクラブから代表が選ばれることはなかなか難しい(もちろん不可能ではないけど)。
あの時のサンフレッチェ広島は、有力選手の狩場になる可能性が高かった。それを身を挺して食い止めたのは、一番、移籍のターゲットであった寿人自身だった。
年俸にしてもそうだ。
寿人の力であれば、もっともっと高い年俸を得ることが出来たことは間違いない。でも、寿人の考えはクラブファースト。
寿人の実力からすれば、あまりにも低い年俸でも、快くサインしてくれた。
それもこれも、全ては広島のためだった。
他にも、いろいろある。
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そして改めて、今回、寿人の挨拶文を読んだ。
泣けた。
寿人の気持ちは、寿人にしかわからない。でも、それを全力で伝えようとしてくれている。

私は、この寿人の挨拶文を、ここ暫くは毎日、何度も読むだろう。そして色んな思いを抱きながら日々を生きていくだろう。
こんな素晴らしいフットボールのプレーヤーが、いや、人間がサンフレッチェ広島に12年間尽くしてくれたことを感謝して生きていくだろう。
苦しいときも、寿人を思い出し、生きていくだろう。

私にとって、紫の11番は、永遠に佐藤寿人だ。

寿人の挨拶文のラスト3行。
「サヨナラは言いません。ありがとう。そして行ってきます・」
に希望を抱いて。
私も、サヨナラは言わない。そして、おかえり、と言わせてくれ。
それまでは、存分に暴れてきてください。
May the force be with you.
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サンフレッチェからのコメントが自分の全てなので同じことを載せることを了承して頂けたらと思います。
「広島に来てから12年。
苦しい時、悲しい時、12番目の選手達がいつも大きな大きな声援で僕を支えてくれました。
そしてたくさんの歓喜の瞬間を共に過ごせたことは、自分の一番の喜びになりました。
大好きなクラブでプレーすること、大好きな広島で生活することが、
今回の決断でできなくなるのはとても残念です。
ホームでのFC東京戦で敗れ、CS出場への可能性が消滅したとき、
チームのチカラになれなかったことが悔しく、来季はどんな役回りでもやり、
広島での現役生活を全うしようと考えていました。
その中で今回、名古屋から話を頂き、自分の中で選手として
まだまだ戦いたい、勝ちたい、ゴールを決めたい、チームのために体を張りたい。
自分のためにチャレンジしたい、という気持ちが強く、移籍を決断しました。
様々な場所で、来季も広島で共に戦おうという言葉を
たくさんのファン、サポーターの皆さんから頂きました。
その想いに応えられず申し訳ありません。
また今回、チームへの想いと一選手としての想いや葛藤を
理解してくれたクラブに感謝したいと思います。
文字にするのが難しく、また日を改めてから
会見で自分の言葉で想いを伝えさせていただきたいと思います。
感謝の言葉しかありません。
一緒に戦い、笑い、苦しみ、悲しみ、このエンブレムを胸に纏う誇りを持って
プレーできた時間は幸せでした。
サヨナラは言いません。
ありがとう。
そして、行ってきます。」

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