城福監督の続投は「仕方ない」。他の選択肢がない。来シーズンはマジに期待したい

  • 【今日の一言】先ずは、今シーズン、私たちのサンフレッチェ広島を2位に導いてっくれた城福監督に感謝します。
  • 【今日のもう一言】積極的ではなく、消極的続投

サンフレッチェ広島は、12月1日のコンサドーレ札幌戦を2対2の勝ち点1で終わり、2018年のシーズンを終えました。
昨シーズンと比較すると、2位で終われたことは文句のつけようのない成績です。
一方で、来シーズンのことを考えると手放しでは喜ぶわけにはいきません。
圧倒的な1位で今シーズンを折り返しながら、後半になると、特にサガン鳥栖戦以降勝てなくなり、後半戦だけ見ると限りなく降格圏内ですから。
後半戦の多くのゲームで、攻撃の形が作れず、後ろからパトリック目掛けて蹴り込むアメリカンフットボールのようなサッカーが通用しなくなってからは、トンネルの出口はなかなか見えませんでした。

2018年最終節札幌ドーム。キックオフ2時間くらい前

城福監督は、勝てなくなってからは逢魔が時を少しさまよっているようでもあり、何も積みあがっていない戦い方を、あわてて修正しているように思えました。少し違いますが、2016年のFC東京を見るようでした。
最後の最後、対コンサドーレ戦のしかも後半で、少しだけ出口の光が見えたような気がしましたが、それも本当の光かどうか、ちょっとわかんないです。(コンサ戦の前半の2失点は、あれは城福監督の戦術ミスだと思いますし、後半攻撃の形が整ったのは、コンサの疲れが明らかに見え始めてからでしたから)
では、なぜ、私は「続投」という結論が一番いいと思し、しかしその結論は「仕方ない」と思うのか、その理由をお話ししたいと覆います。

今シーズンの戦いでは城福監督の手腕は、判断できない、わからない

サンフレッチェ広島は、今回は最終節コンサドーレ戦が終わった直後に、城福監督の続投を発表しました。
今シーズンは、城福監督の評価を巡り、様々な意見が出て混乱する可能性があったのでいち早くは発表したのでしょう。
私は、この早い発表の関しては、全く評価していません。今年は最後の最後まで、ファンのことを考えていないなあ、山本社長は、ファン・サポのインサイトが全く分かっていない社長だなあ、とむしろ確信しました。
城福監督の継続の理由に関しても、本サイトで
「J1リーグ2位とACLプレーオフ出場権を獲得できた事は、ひとえに応援してくださる皆さまのおかげでございますし、今シーズンのチームの頑張りは、皆さまにも十分認めて頂けるものと思っております。この結果を評価し」
だけしか書かれていません。このページの「サンフレッチェ広島ファン・サポーターの皆さまへ」の内容も、お世辞ににもファンに対する気持ちのこもった文章とは言えません。が、今回の記事のテーマはそこではないので、城福監督の話に戻ります。

前半は、たまたま堅守&戦術パトリックがはまってしまった

今シーズンの前半は、とにかく守備の構築ということで条幅監督は指導をしたということです。「一足分寄せる」といった指導(あるいはコンセプト)で、守備を作り直し、あとはパトリックへ放り込む、という一本槍の戦術が、思った以上にはまった、ということだったのだと思います。
コンディションのいいパトは、また、熟成していない他のクラブのディフェンスを躱してゴールを量産しました。そして勝ち点を一気に積み上げて独走状態を作りました。でも、みなさんももうご存知の通り、ここに落とし穴が合ったように思います。
たまたまの戦術パトリックがはまり過ぎて、それを継続し1位を守ることに城福監督はシフトしたのではないでしょうか。途中でそれ以上の積み上げを試みるも、うまくいかず、改めて堅守+戦術パトに戻し、しかし戻そうとはしたものの既に各クラブもある程度の熟成が進み、戦術パトリックが通用しなくなり、さらには、そのパトリックまで膝の調子を落としてしまった……。
それでも2位とACLプレーオフの出場権を得ることができたのは、いかに前半、戦術パトがはまっていたときに勝ち続けたか、ということです。
しかしその勝ち続けた間、チームとしては新しい戦い方を積み上げることに失敗し、後半の失速につながっていったように思われます。

だから今シーズンの城福監督の手腕は、わからない。と思うのです

シーズン前半は、いくつかの偶然が重なって勝ち続けた。(もちろん偶然だけでは勝てないのはわかっています。ただ、あそこまで勝ち続けたのは、手腕より偶然の要素が強かったと思います)
そのための、新たな戦い方を積み上げるのは難しかった。これは、私は仕方ないと思うのです。そりゃあれだけ勝てば優勝を狙いにいきますよ。それが人情です。
しかし、その結果、鳥栖戦以降は勝てなくなった。
つまり、本来、城福監督がやろうと思っていたサンフレッチェ広島の戦い方の積み上げは、ほとんどできていないのです。それも、シーズン前半戦の何とか凌ごうとした戦い方がはまって。
だから、条幅監督は、ほとんど手腕を発揮していない。何か新しいことは、あまりできていないのです。それも、しかたがない(と私は思う)理由があって。

何もできていない(それもある程度納得できる理由で)監督の評価はできない、と思うのです。
もちろん、シーズン後半戦の結果を見て、更迭、という判断もあると思います。それも間違っているとは思いません。
ただ、おそらくフロントは、来季新監督を迎える準備はしていないでしょう。そうなると、城福監督以上の監督に来てもらえる確率は極めて低い。
であれば、城福監督が来シーズンもサンフレッチェ広島の指揮を執ることは、仕方のない選択、なのだと思います。

ただ、やはり今年の城福監督は、私がシーズン前にこのサイトの記事に書いたように、引き出しは少なく、戦い方に迷っていたようにしか見えませんでしたが。

紫の魂

城福監督が、シーズンを終えるにあたっての記者会見で「紫の魂」という言葉を口にしました。
城福氏は、サンフレッチェ広島を強いチームにしたい、と強く想い、それはサンフレッチェ広島を愛し、一緒にクラブを作っていこうとしている私たちファン・サポーターのことも想って、口から出た言葉だと思います。
その熱き想いが真実ならば、先ずは私は、来季を見守りたいと思います。
結果を見るのではなく、サンフレッチェ広島の戦い方がどれだけプラスされていくのか、進化していくのか、を見守りたいと思います。

いずれにせよ、城福監督、今シーズンは感謝いたします。