サンフレッチェ広島

浦和レッズ対サンフレッチェ広島、まるでキンシャサの奇跡。1対2でサンフ、レッズに逆転勝ち!!

更新日:

この前のレッズ対サンフレッチェ広島は、見ていて面白いゲームだったなあ。
こういうゲームは、Jリーグに興味のない人に少しでも多く見てもらい、ファンが増えてスタジアムに足を運んでくれる人が増えるといいと思いました。

もちろん私は、行きましたよ埼スタへ。
なんという雰囲気、なんという興奮……。
スタジアムで見るサッカーは、やっぱり格別ですよね、サンフレッチェ広島は逆転勝ちしてくれるし。
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林卓人と西川周作の差で勝った、とも言える

見ていて史上まれに見る面白いゲームでした。
とにかく後半の10分位までですかね、とにかくレッズの攻撃が半端ない。
一方サンフレッチェ広島は、柴崎晃誠が怪我でアウトしてから(心配です)攻撃がなかなか組み立てられない。

でも、最後のところでは、林卓人選手が、がっちり護ってくれていました。

確かに、レッズの攻撃はすごかった。けど、このパターン、最近の数ゲームでよく見るパターンでもあるような……。

確かに攻められるんだけど、最後のゴールは許さない。

今回のレッズのシュートも、基本、卓人の正面。
やばい、と思ったけど枠に行かなくてラッキーといったシュートも何本かあったけど、もし枠に行っていても、卓人がセーブしていた……そんな感じでもありました。
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ところが、西川周作はどうだ?
1点目の浅野拓磨。
スタジアムで見ていて、ドウグラスから浅拓にパスが出る少し前に、「あ、入ったな」と感じたもんね。
そして、周作の抵抗虚しく、というか、浅拓のシュートは入るべくして浦和のゴールへ。
さすが周作、浅拓の、1点目と同じように抜けだして2本目のシュートはセーブしたけど、サンフ2点目の青山敏弘キャプテンのミドルには、為す術なし。

まあ、キーパーの差、というのは、言い過ぎかもしれませんね。
とにかく、キーパーを中心にしたディフェンス力の差、と言えなくもないゲームでしたね。

レッズが前半にゴールした時、西川周作の姿が埼スタの大型ビジョンに写っていたのですが、なんか指を2本立てて、敬礼的な(チョリーッス的なやつ)ことをやってたのが、めっちゃムカついたのですが、後半に浅拓にゴールされた時、ピッチを叩いて悔しがる姿を見た時は、めっちゃ気持ちよかったなあ。

あ、私は周作はまあ、今でも好きなのですが、レッズのゴールの後のあのアクションには、ムカついたのですね。

モハメド・アリ対ジョージ・フォアマンを思い出した

キンシャサの奇跡。
若い方はご存じないだろうけど、
モハメド・アリというボクシングの天才と、ジョージ・フォアマンというこちらも、ボクシングをするために生まれてきたような鬼才が、キンシャサでヘビー級のタイトルマッチをやったのですね。
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当時、元ヘビー級のチャンピオンだったアリは、しかし既に、全盛期ではなく、一方の現チャンピオン=ジョージ・フォアマンは、史上最強と歌われた不落のチャンピオンでした。

試合が始まると、予想通り、フォアマンはアリをロープ際に押し込んで、パンチのラッシュを浴びせる。
栄光に包まれたモハメド・アリが、マットに倒れて、過去の遺産になるのも時間の問題、と誰しもが思っていたのですが……。
ラウンドが進むに連れて、形勢が逆転してくるのです。

先ほどまで、多数のパンチを放っていたフォアマンの動きは急激に落ち、逆に、まるで亀のようになりながらもフォアマンのパンチを浴びていた(実は浴びているように見えていた)アリのパンチが、正確にフォアマンを捉えるようになるのです。

そして、疲れきったフォアマンは、アリの攻撃の前にもはや打つ手はなく、大木が倒れるようにマットに沈んでいったのです。

アリは、フォアマンとまともに打ち合っては、勝ち目がない。だから、試合の前半はフォアマンに打たせ、自分はロープを背負うことでパンチの威力を軽減させながら、ギリギリのところで急所もかわし、フォアマンが疲れるのを待つ、という作戦に出たのです。
そしてその作戦が見事はまり、アリが、ヘビー級のチャンピオンに返り咲くことになったのです。
これが、ボクシング史上に残る、キンシャサの奇跡。

長々と引用しましたが、前節行われたレッズ対サンフレッチェ広島の戦いは、まるでキンシャサの奇跡を見るようでした。

猛攻を仕掛けるレッズ。しかしサンフはしっかり守備を固め、ギリギリのところで交わす。
後半になり、疲れてしまい、足が止まるレッズの選手たち。

今だ!! と判断した勝負師森保一は、相手ディフェンスを疲れさすことに成功した佐藤寿人に変えてスピードスター浅野拓磨をピッチに送る。

その時既に、十分すぎるほど疲れていたレッズの選手には、浅拓のスピードは、実際疾いのですが、その疾さを数倍に感じていたことでしょう。

モハメド・アリ同様に、サンフレッチェ広島は、レッズを逆転し、勝利。
こうやって振り返ると、必然の勝利だったことがよくわかります。

サンフレッチェ広島は、いい勝ち方をした。レッズはまずい負け方をした

サンフはここのところ好調です。
その好調の数ゲームを振り返ると、特徴があります。
シュート数はそれほど多くないのですが、ゴール数が多い。

おそらく、攻撃の質が高くなっているのでしょう。ゴールに結びつきやすい攻撃をしている。だからシュート数が少なくても、ゴール数が多い。

レッズ戦は、まさにその展開でした。

一方レッズは、まずい負け方をしましたね。

レッズは言われているのは、勝負どころで弱い。
サンフレッチェ広島戦は、まさに勝負弱さが出た戦いでした。

これまでは無敗、ということで走ってきましたが、
サンフレッチェ広島に負けたことによって、勝負弱さ、というものが、選手それぞれに顕在化したわけです。
今年度も、昨年度や一昨年度同様、勝負どころでの、また、最後での失速が懸念されます。

さあ、マリノス戦

いつまでも、レッズ戦の逆転勝利に浸ってはいたいのですが、
週末は、ホームエディオンスタジアムで、マリノス戦。
これも楽しみ。
勝ちますよ。

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