サッカーについて、いろいろ思うこと

広島におけるサッカーと野球と。

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今日は少し、自分のやった仕事の宣伝をさせていただきます。(久しぶりに更新したかと思ったら、宣伝かよ、というツッコミが聞こえてきそうですが、一応、サンフレッチェ広島の話につながりますので、ご容赦を m(_ _)m )
だから、ステマじゃないですよ^^;

この動画を、ぜひ見て頂いて、シェアしてくださいませ。
私が関わった仕事です。
私は既に父をなくしております。
何も親孝行させてくれないまま、旅立ってしまった父に、申し訳ない思いでいっぱいです。そんな想いを込めて作った動画です。(もちろんマーケティングの一つなのですが)

この動画の粗筋は、
サッカーがやりたかっのに、強引な父親にキャッチボールをやらされていた息子が大きくなって、子ども(父親にとっては孫)を連れて実家に帰ってくる。
そして、知らないうちに年老いてしまった父親にややショックを受けるけど、子供の頃のようにキャッチボールをしようと提案する。そして……
と言った感じです。
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キャッチボールをやったことがない少年たち

さて、話は変わりますが、みなさんは、フィールド・オブ・ドリームスという映画をご覧になったことがあるでしょうか?
フィールドとは、ベースボールをやる場所のこと。

ケヴィン・コスナー主演の感動的な映画で、キャッチボールがひとつのぽいんとになっています。これ以上書くとネタバレになるので、ここでやめておきますが、私はラストシーンに図らずも涙してしまいました。

村上龍が、この映画を評して、「ずるいよね」と言っていました。
もちろん、いい意味で。

さて、村上龍は何を評して「ずるいよね」と言ったかというと、キャッチボールのことを言ったのです。(詳しくは、映画を見てくださいね。損しませんから)

つまり、この映画がロードショーで上映されていた頃は、アメリカはもちろんですが、キャッチボールという言葉が、日本でも共通言語になっていたのです。
キャッチボールって、単なるボールを投げて取る、それを繰り返す、という物理的なものではないですよね。
淡々と続くキャッチボール。でも、そこには、父と息子の、会話にならない、絆にちかい何かが流れている。
キャッチボールとはそういうものであり、それを共通に感じ取ることができるから、「フィールド・オブ・ドリームス」が成立したいのです。
しかし……。
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キャッチボールがキャッチボールとしての意味を失ってきている

では、みなさん、周囲の小学生に、「キャッチボールって、どういう意味かわかる?」と訊いてみてください。
きっと、多くの児童が、答えられないのではないでしょうか。

私が今回の記事の冒頭で紹介した動画に登場する小学生は、役の上では、「サッカーがやりたいのに、強引な父にキャッチボールをいつもやらされている」ということになっていますが、
実際は、キャッチボールをやったことは、この撮影の日まで一度もなかったそうです。
もちろん、グローブに手を入れたこともない。
そして、いつもサッカーばっかりやっている。

野球界の皆さんは、この現実をどう思っているのでしょうか……。
今、すぐ裾野を広げる対策をしないと、手遅れ担ってしまうと思うのですが……。

私も、息子とはサッカーの練習ばかりやっていた

私の家でもそうでした。
私は、毎週末、小学校の頃は、父とキャッチボールばかりしていました。
父の速い球に恐れながら、なんとか父にかっこいいところを、「自分も男なんだ」というところを見せたかったから、食らいついていきました。

でも、時が流れて、自分の息子とは、キャッチボールをしたのは、息子が小学校5年だったか6年生だったときに、本当に1回だけ。しかも10分程度。
あとは、週末には、サッカーを二人でやっていました。
パスを出しあったり、ドリブルの練習をしたり。
息子との思い出は、サッカーです。
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大きな流れは、野球からサッカーへ

私は、野球とサッカーのどちらが優れているかとか、そういったことを問題にしているのではありません。
カープとサンフレッチェは、どちらが素晴らしいか、ということでももちろんありません。
両方素晴らしいです。広島にはカープは絶対必要ですし、今は絶大な人気を誇っています。

しかし、大きな流れは、間違いなく、野球からサッカーへ流れています。

日本におけるサッカー文化なんて、まだまだ根付いていません。
Jリーグが始まって20年とちょっと。
これで文化になるはずがない。

でも、子どもたちの間では、サッカーが共通言語になってきています。これはきっと大きなトレンドであり、しばらくは変わらないでしょう。

で、世界を見れば、もちろんサッカーは共通言語。

広島は、野球とサッカーを、カープとサンフレッチェを両方大切にするべき

だから、私は、今の広島の多くの人たちの、また、行政や経済界の人たち、マスコミの人たちの姿勢に、大きな疑問を感じるのです。
サッカーは、これから、日本の共通言語になるでしょう。
ここまで、サンフレッチェ広島を邪険に扱っていいものでしょうか?

もっと大切にするべきだと思います。
もし、サンフレッチェが広島から出て行くようなことがあれば、その損失は莫大なものでしょう。
サンフレッチェ広島の選手やスタッフが、どれだけ広島のことを愛しているか。その愛が伝わらないのが、もどかしいのです。

それから、カープ。
今は人気があるし、たまたま、政策投資銀行の支店長に進められるままに広島市が買ってしまったJRの土地に、仕方なく球場を移してうまくいきましたが、今の人気にあぐらをかいていたら、また、儲けることばかりを考えていたら、あっという間に人気を失ってしまうと思います。
人気があるときだからこそ、謙虚に、そして次の確実な一手を。

広島は、カープサンフレッチェ広島(今は広島と書いておきます)の2つの宝がある、素晴らしいところなのですから。

と、
キャッチボールを知らない少年を見て、長々と書いてしまいました。

ということで、動画のシェアよろしくです。m(_ _)m

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