海外への移籍について……そりゃもう、えらい大変だと思う、大迫勇也

大迫勇也が海外移籍をした。1860ミュンヘン。ドイツブンデスリーガの2部。半端ない大迫、という評価からすれば、バイエルン・ミュンヘンならわかるけど、どうして?
という声も聞かれます。
ましてやワールドカップイヤー。鹿島で活躍したほうが、ザッケローニに評価されやすく、ワールドカップメンバーに選ばれやすんじゃないか、という思いも、多くの方が抱いているでしょう。そんな焦んなくって、いいんじゃない、という気持ちもあるでしょう。
私は、J1は、世界でも結構レベルの高いサッカーを展開していると思います。だから、わざわざブンデスリーガの2部に行かなくても……という意見も多くあるでしょう。
私も、半分はそんな評価です。
でも、大迫勇也が、何を目指しているのか……彼は、その目線の先に何を見ているのか……。そこが大切なのではないでしょうか。
つまり、大迫勇也の、自分自身が持つビジョンがどうなっているか、ということが問題で、ただ、海外に行きたかった、ということであれば、問題、というより論外でしょうが。
しかし、半端ない大迫勇也、しっかりビジョンがあってのことだと思います。

海外移籍で問われるのは、技術もそうだけど、コミュニケーション力、文化の壁を破る力
なぜ、槙野智章や李忠成は、海外で活躍できなかったのか?

大迫が、素晴らしいストライカーであることは、間違いないでしょう。「半端ねえ大迫」正にその通り。技術的には、1860ミュンヘンであれば十分すぎるほど通用するでしょう。
問題は、コミュニケーション力。文化の壁を破る力。これに尽きる、と私は思うのです。

練習でボールが来ないなんて、最初は当たり前。いくら日本のスター候補の大迫だって、これまでのメンバーからは無視されます。これまでの選手にとってみては、いい迷惑。東の端からきた若いやつにポジションを奪われてはかなわないのです。
とにかく練習で無視されるらしいのです、徹底的に。

そこから、大迫勇也は、これまでに経験したことがないトラブルを乗り越えるために、アタックしていかなければなりません。
具体的に言えば、大迫は、自分から、積極的に、チームメイトたちへコミュニケーション図っていく必要があります。練習時間だけじゃなく、とにかく、大迫が心を開かないとダメなのです。

かつてサンフレッチェ広島で、3バックの一角を担った槙野智章や李忠成も、あえて自分の成長のために、ヨーロッパに移籍しました。あ、チュンソンはまだ、サウサンプトンFC所属ですが、決してうまくいっているとは言えないでしょう。
彼らの実力であれば、技術的には十分通用する素地はあると思うのです。それでも、なぜ、うまくいかないのか、いかなかったのか……やはりコミュニケーションのところで挫けているのだとおもいます。
サッカーは一人では出来ない。チームメイトやコーチ、監督と十分過ぎるコミュニケーションが取れて初めて、サッカーができるようになる、と思うのです。
まあ、これはサッカーだけではなく、生きること全てに言えるのですが。それがまた、海外に出ると、顕著です。

コミュニケーション能力がなければ、全てが破綻する

私事で、恐縮ですが、昨年の夏、イギリスのディレクターとあるテレビ番組を作る仕事をしました。結果としては、うまく行ったのですが、その途中、彼女(そのディレクターは女性でした)の言うことと私の言うことが、結果としてはお互い理解できず、空中分解寸前でした。
それは、同じ人間とは思えないほどのコミュニケーションになってしまいました。お互い悪気はないのです。少しでもいい仕事をしようと、お互いに気を使っているのです。
しかし、コミュニケーションがうまくいかない、文化の違いで違った伝わり方をする、この積み重ねで、もう、爆発寸前でした。(彼女は、爆発しましたがw でも、それも彼女のコミュニケーション、というかネゴシエーションだったのでしょうが……)
それでも、仕事ですので何とかお互い着地を見ましたが。
また、韓国大好きで、韓国語を勉強している姉から聞いた話ですが、姉の韓国語の先生(韓国人)は、「日本人は、すぐあやまるけど、心はこもってないから」というそうです。

一瞬、何て失礼な、と私は思ったのですが、思えば、そうですよね。私もすぐ、「すいませんが」とか「どうも申し訳ない」とか、すぐ言っていました。でも、それって、どちらかというと、会話の流れで使っていて、心から、ごめんなさい、と思っているのとは、ちょっと違いますよね。
このことを、韓国語の先生は、言ったわけです。しかも、その先生は「だから悪い」という意味ではなく、文化、というか言語の習慣が違うことを言ったのです。
でも、これって、ちょっとしたことで、大変な誤解になる危険性を含んでいるのです。
で、コミュニケーション能力=コミュニケーションが取れない時に、同コミュニケーションするか、この能力がなければ、全てが破綻するのです。
これは、全てに言えること。家族、恋人、隣近所の話から、会社、そして政治、外交までに言えることなのですけどね。

大迫勇也にも、このような、コミュンケーションの壁が、立ちはだかるでしょう。文化の違いが、ストレスの渦に巻き込んでいくことでしょう
それは承知の上。でも、実際その体験をすると、それは、想像以上に大変なこと。

私は、大迫勇也には、それを乗り越えて欲しい。自分の人間力で、長友や本田のように、周りを巻き込めるプレイヤーになって欲しい。そのためにはまずは、というか、コミュニケーション力が全てだと思います。
しっかりコミュニケーションが取れるようになったら、そこからは破竹の勢いでしょう。大迫勇也に、リーグの壁はなくなるでしょう(どこでも戦える、ということです)。

ちなみに、まあ、もう他所のチームなので、私が言うことではないのですが。
槙野、もう一回、海外チャレンジしてほしいけど。

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