人なんだと思います、サンフレッチェ広島が強いのは。はじめて知った澤山文枝さんのこと

本サイトでは、あまり引用をしないようにしているのですが、これだけは引用させていただかないと書けないので、恐縮ですが、引用させてください。
ゼロックススーパーカップのジェイズゴールの中野和也さんのレポートです。
(ここから)
悲しい知らせがチームに飛び込んだのは、2月10日。宮崎キャンプ初日のことだ。
「澤山文枝さんが、亡くなった」
森保一監督は、にわかに信じられなかった。そして、激しく動揺する気持ちを、抑えることができなかった。
監督の現役時代から、このクラブで仕事をされてきた澤山さんのお世話にならなかった選手は、いない。新加入選手の住居、引っ越し時の細々な手続きといった現実的な仕事だけでなく、若者に対する社会人としての細かな教育や外国人選手たちへの気配りなども含め、幅広い部分で選手・チームを支える。彼女の仕事は「事務」ではない。クラブや選手へ「愛情」を注ぎ込むことだった。どんなに多忙でも、その姿勢は一切、変わらなかった。
2月9日、澤山さんはファン感謝デーでの選手たちを微笑ましく見つめ、特に選手とサポーターが一緒に踊った「恋するフォーチュン・クッキー」の完成を「楽しみ」とFacebookに書き込んでいる。だからこそ、その翌日の突然の訃報は、信じられなかった。信じたくなかった。
(ここまで)

澤山文枝さんという人

私は、澤山文枝さんのことは存じ上げないのですが、中野和也さんの文章を読むだけで、もう、いかに素晴らしい人かが心に染み込んできます。
サンフレッチェ広島が、ここまでやってこれたのは、そして、これからも、素晴らしいチームになっていくのは、澤山文枝さんがいるから(敢えて、現在形で書かせて頂いています。これまでの、今の、そしてこれからの選手の心のなかには、間違いなくずっと澤山さんが存在し続けるからです)、ということも大きいのではないでしょうか。

組織は、意外と1人の人物の影響で、変わるものです。1000人以上になってくると、それは難しいかもしれませんが、数百程度であれば、その組織の中に、1人の素晴らしい人物がいることで、その組織がいい方向に進むことがあるのです。
素晴らしい人、愛される人、あの人のためにと思える人、組織一人ひとりのことを親身に考えてくれる人……。澤山文枝さんは、そういう人なのですね。
人は、生きていくのは大変です。それは何処にいても同じことなのでしょうが、プロフェッショナルサッカーのクラブチームで生きることも、その例外ではないでしょう。
選手や監督・コーチの一人ひとり、毎日、それぞれのプレッシャーやいろんなことで潰されそうになる。むしゃくしゃすることもある。焦って自分を見失うことも……。
そういう時、澤山さんがいるから、選手や監督・コーチは、前を向けるのです。
選手や監督やコーチではない、ちょっと違った立場だからできること。もちろん澤山さんの人としての奥深さがあるからできること。人の魅力、人の素晴らしさなのでしょうね。

その人は、ずっと生き続ける

先週の土曜日、ゼロックススーパーカップで、石原直樹がマリノスの右サイドをえぐり、グラウンダーのパスをゴール前に通し、寿人とスルーを経て岳人がゴールした時、澤山さんは、間違いなく大喜びしていたでしょう。
後半、岳人からのスルーパスを、疾風のごとくマリノスのディフェンスラインの裏に飛び出し、電光石火のゴール拓磨が決めた時、澤山さんは手を叩いて我が事とのようにはしゃいでいたでしょう。

サンフレッチェ広島は、ますます強くなる。広島のために強くなる。
それは、澤山文枝さんが、選手やスタッフの心のなかで、生き続けるからと思うからです。

p.s.
私は、澤山文枝さんを知りませんでした。でも、実は知っていました。
サンフレッチェ広島というチームは、もちろん私のふるさとのチームであるからというのもあるのですが、なんとも言えない魅力を持っています。
その魅力を通じて、私は、澤山文枝さんを知っていました。
澤山さん、これからも、よろしくお願い致します。

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